メルセデスのジョン・オーウェンが20年を経てチーム離脱
メルセデスは、イギリス人のジョン・オーウェン(52)が主任デザイン・ディレクターの職を退くことを正式に認めた。彼は、メルセデスが築いた史上最大級の成功時代を支えた立役者の一人である。
メルセデスは、ドイツの自動車メーカーが運営するF1チームとして、デザイン部門のトップを失うことになる。チームは、オーウェンが休養を必要としており、2026年の途中でチームを離れる予定であると発表した。
オーウェンは、2014年から8年連続でコンストラクターズ世界選手権を制した黄金時代を陰で支えた、あまり表に出ることのない英雄の一人だ。彼は2007年にブラックバックリーのチームへ加入。当時、そのチームはホンダの所有下にあった。
ホンダは2008年末にF1から撤退し、2009年にはブラウンGPとして参戦。この年、ジェンソン・バトンが衝撃的なワールドチャンピオンに輝いた。
その後、メルセデスがチームを買収し、オーウェンは引き続きブラックバックリーに残留。ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグとともに7度のドライバーズタイトルを獲得し、前述のコンストラクターズでの輝かしい成功も成し遂げた。
2026年シーズン用のメルセデスW17は、オーウェンがデザイン責任を担った17台目のF1マシンとなる。
メルセデスは次のように声明を出している。
「車両デザイン責任者であるジョン・オーウェンが、フォーミュラ1から一定期間離れる決断をしたことを確認します。後任への円滑な引き継ぎを行ったのち、彼は年内にチームを離れ、休職に入る予定です」
またメルセデスは、オーウェンの後任は社内から選出されることも明らかにした。
現在テクニカル・ディレクターを務め、以前はフェラーリに在籍していたイタリア人のジャコモ・トルトラが、新たに車両デザイン責任者に就任。体制としては、テクニカル責任者ジェームズ・アリソン、その副官であるシモーネ・レスタの下で職務を担うことになる。
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