トト・ウォルフ氏、2026年新規則導入でメルセデスF1の真価が問われると発言

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メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフ氏が、2026年のF1新規則導入に向けた本音を語った。同チームにとって逃げ場のない真価が問われる戦いになるという。

2026年から導入される新規則は、パワーユニットを中心とした大幅な変更が特徴だ。持続可能な燃料の採用とエンジンの電動化比率の向上が主な柱となり、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「F1史上最も重要な変革」と評している。

この大規模な規則改定により、チーム間の勢力図が大きく変動する可能性がある。2014年の前回の大規則改定時、メルセデスは圧倒的に優れたパワーユニットで他チームを寄せ付けなかった。フェラーリが追いつくまでに4年を要し、その後もFIAによる規制強化を受けるなど、パワーユニットの性能差が明暗を分けた。

2026年も同様の展開が予想される中、ウォルフ氏はAMSのインタビューで「胃が痛むようなプレッシャーは感じていません。非常に興味深い挑戦です」と語る。

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「すべての面で最善を尽くす必要があります。優れたエンジンだけでは前に進めません。マクラーレンも同じエンジンを使用しているので、シャーシでも彼らを上回らなければなりません。私たちには逃げ場はないのです」とオーストリア人代表は強調した。

2024年シーズン、メルセデスは製造者選手権4位で終えた。レッドブルとフェラーリに大きく引き離される中、同じメルセデスエンジンを搭載するマクラーレンの台頭により、シャーシ設計面での課題が浮き彫りとなった。

2025年には、スター選手のルイス・ハミルトンがフェラーリへ移籍。その後任として若手有望株のアンドレア・キミ・アントネッリを起用し、新時代への挑戦が始まる。

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