ミック・シューマッハ、メルセデスF1で初走行「様々なことを学んだ」
ミック・シューマッハは、水曜日にバルセロナでメルセデスF1チームとともに「生産的」な1日を過ごしたと語った。シューマッハは、ピレリの2023年タイヤ開発プログラムの一環として、今年初めてF1マシンに乗って周回を重ねた。
火曜日に走ったジョージ・ラッセルの後を引き継いだシューマッハは、ピレリが来季F1に導入するブランケットで、予熱する必要のない新しいタイヤの評価を任されることになった。
24歳のシューマッハはこの日、カタルーニャ・サーキットを152周し、F1専属タイヤサプライヤーのために重要なデータと情報を収集した。
「素晴らしかった。たくさんのことを学んだし、とても楽しかった」とシューマッハは語った。
「やりたいことは全部できたし、テストタイヤも計画通りに走らせることができて、とても充実した一日だった。」
「ブランクのないタイヤを初めて体験できたこともよかった。もちろん、しばらく運転していなかったので、身体にちょっと違和感があるけど、ドライビングシートに戻ることができて良かった。」
シューマッハは、今回の走行によりリザーブドライバーとしてメルセデスF1の代役候補として準備を進めることができたと語った。
「この経験は間違いなく、僕の役割に役立つだろう。」とシューマッハは付け加えた。
「何に気をつけるべきか、何に取り組めばよいのかよく理解できた。」
「また、すべての手順とチームがトラックサイドで、どのように働いているのかについても、よく理解することができた。それは、僕が飛び込みでレースに参加する必要がある場合に、重要な要素になるだろう。」
シューマッハは水曜日、メルセデスのW14に乗り込む前に、チームのシミュレーターで何時間もマシンに乗り込み、マシンを熟知していた。
しかし、シューマッハは「現実の世界」でF1マシンを運転することに勝るものはないことを認めている。
「シミュレーターと現実の世界でのドライビングには、明らかに違いがある。」とシューマッハは語る。
「技術的に100%比較できる段階ではないので、常に違いはある。でも、シミュレーターでは現実の世界に最も近い体験ができる。」
「シミュレーターは僕に準備をさせてくれたし、チームはそれを相関させるために多大な努力を払ってくれた。」
「そのおかげで、運転するときに何を期待すればいいのかがわかった。このチームが8回の世界チャンピオンである理由は明らかだ。」
「今年の残りがとても楽しみだ。今日はとても楽しかったし、いつかまたクルマに乗れることを願っている。」
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