NetflixがF1放映権獲得に意欲 ― 米国での配信か

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配信大手Netflixが、F1の米国における放映権獲得に向けて入札参加を表明する方針だ。現在ESPNが保有する年間9,000万ドル(約135億円)規模の放映権契約が交渉期間を終え、新たな入札が開始される。

F1は近年、米国市場で急速な成長を遂げている。マイアミ、オースティン、ラスベガスの3都市でグランプリを開催し、人気は上昇の一途を辿っている。

タイムズ紙の報道によると、ESPNの独占交渉期間が終了し、新規参入者を含む入札が可能となった。Netflixにとって、シーズンを通じたスポーツ中継は初の試みとなる。

同社は、NFLのクリスマスデーゲームやマイク・タイソンとジェイク・ポールのボクシング試合など、単発の配信実績を持つ。特に2018年から制作しているドキュメンタリーシリーズ『Formula 1: 栄光のグランプリ』を通じ、F1との強い関係を築いている。

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『Formula 1: 栄光のグランプリ』シーズン7がNetflixで3月7日より配信開始

このシリーズは累計視聴者数8億人を突破し、その3分の1が米国視聴者。F1の新規ファン獲得に大きく貢献したと評価されている。

しかし、F1が世界各地で個別の放映権契約を結んでいることから、Netflixの権利獲得は米国市場に限定される見通し。なお、フランスではCanal+が2029年まで放映権を保持しているが、Netflixの参入により、将来的な競争激化も予想される。

 

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