2023年ニコ・ヒュルケンベルグ選手が帰ってくる!
今回はニコ・ヒュルケンベルグ選手についてお話ししたいと思います。ニコ・ヒュルケンベルグ選手は1987年8月19日生まれで2022年現在35歳のドイツ人ドライバーです。
ヒュルケンベルグ選手のF1キャリアは簡単なものではありませんでした。最初のマネージャーと問題があり、そのマネージャーと離れて自分で自分をマネジメントしていましたが、それは厳しいF1パドック内の環境では上手く機能しませんでした。
マックス・フェルスタッペン選手と仲が良く、よく一緒にモナコでのパーティーに顔を出していたようですが、リトニア出身でファッションデザイナーでもあるエグル・ルスキーテさんと2021年に結婚しており、現在は可愛い娘さんもおり、いいパパでもありますので、パーティーにはもうあまり行くことにはならないでしょう。
ヒュルケンベルグ選手は日本と鈴鹿サーキットがとても好きなようで、日本GPの彼のヘルメットにあるスポンサーのひとつは常に日本の会社でした。それはセレモニーグループ、私たちハーシー・シガ・スポーツ・ジャパンの親会社です。
ここ数年では体調不良になってしまったドライバーの代役として数回出走したことがあるものの、2023年は2019年にルノーから参戦した年以来のフル参戦です。本人はF1の正規ドライバーから離れた後も、もちろん復帰することを強く望んでいただけにファンにとっては嬉しいニュースとなりました。
2023年ハースのドライバーラインナップはニコ・ヒュルケンベルグ選手とケビン・マグヌッセン選手となりましたが、実はdrive to surviveや他のF1に関する記事でもでも紹介されているようにヒュルケンベルグ選手とマグヌッセン選手の間には確執がありました。
2017年ハンガリーGPで、2人はコース上でポジションを争っていたのですが、マグヌッセン選手がヒュルケンベルグ選手をコース外に追い出してしまい、結果マグヌッセン選手はペナルティを受けます。
レース後マグヌッセン選手が地元デンマークのインタビューを受けていた際に、ヒュルケンベルグ選手が通りかかり『相変わらずグリッド上で最もスポーツマンシップに欠けるドライバーだ』と言ったことにより、腹を立てたマグヌッセン選手がインタビュー中でしたがヒュルケンベルグ選手にSワードを使い言い返しました。
この2人のやり取りがさまざまな記事で取り上げられるなど、2人の間に確かな確執があるように見えました。
ですが2人は2022年の開幕戦で完全に和解しています!今度は逆にヒュルケンベルグ選手がマグヌッセン選手が使ったあのSワードをそっくりそのまま使って挨拶したようです。
当の本人たちからすると外野が騒ぐほどの確執ではなかったのでしょうが、F1ドライバーの方々はユーモアもありますね。お互いベテランドライバーですし、根底にはいつもきちんとお互いをリスペクトした気持ちがあるのでしょう。
2022年のチーム成績としてはコンストラクターズランキング8位と、いいものにはなりませんでしたが来年はどんなレースを魅せてくれるでしょうか?
今年のブラジルGPではマグヌッセン選手が雨が降る難しいコンディションの中ハースにとっても初となるポールポジションを獲得するなど、着実に成長を見せていました。運ではなく、今まで真摯にレースに向き合い戦い続けてきた結果だと思います。
来年も間違いなく、いい意味で暴れ回りレースをさらにエキサイティングで感動的なものにしてくれると思います。