ベアマン、アメリカGPスプリント後の「不公平な」ペナルティに不満
ハースのオリバー・ベアマンは、アメリカGPスプリントレースで10秒のペナルティを受け、8位から15位に順位を落とした。この裁定で完走者の中では最下位となり、レース後に悔しさを語った。
問題となったのは14周目、メルセデスのキミ・アントネッリとのバトル中の出来事。スチュワードは、ベアマンがコース外を走行したことで「永続的なアドバンテージを得た」と判断し、タイムペナルティを科した。
ベアマンは当初、ペナルティの内容を誤解していたという。
「最初はレース禁止かと思った。本当にとても動揺したよ」
FIAスーパーライセンスにすでに10のペナルティポイントを抱えているベアマンは、この制裁により新たなポイントが追加され、次のラウンドから除外されるのではないかと懸念していたのだ。

しかし、ベアマン本人はこの判定に納得していない。
「あなたがどう思ったかわかりませんが、僕はかなり不当な扱いを受けたと感じた。コースアウトによってポジションを得たわけでも、実質的なアドバンテージを得たわけでもない」
不運な判定に落胆しつつも、ベアマンは気持ちを切り替えてグランプリ本戦に集中。予選では見事8位グリットを獲得し、その後次のようにコメントしている。
「明らかに、起こったすべてのことによって、僕は少し燃えていた」
今大会、ハースは特別なカラーリングを施したVF-25を投入。しかし、それはほかの無数の要因とともに、ベアマンにテキサスで達成すべき重要な任務を与えた。それでも彼は、難条件の中でしっかり結果を残した自分とチームに誇りを見せた。
「この週末が僕にとってどれほど難しかったか。COTAは非常にデコボコでとてもユニークなサーキット。多くのドライバーがこのコースを難しいと感じている。そして、スプリント予選中にマシンをアップグレードするのは、間違いなく気の遠くなるような作業だった。大きな挑戦だったよ。だから、ここで8位にいることができて、僕自身とチームが成し遂げたことを本当に誇りに思う」
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