ピアストリ、スプリントでのクラッシュに「不必要なミスだった」
ブラジルで行われたスプリントレースは、タイトル争いを続けるオスカー・ピアストリにとって最悪の結果となった。クラッシュによりリタイアを喫し、優勝したチャンピオンシップリーダーのランド・ノリスがリードを広げた。ピアストリは深く落胆している。
ピアストリは、これで2戦連続のスプリントノーポイント。前戦テキサスではスタート直後にニコ・ヒュルケンベルグとノリスのマシンとの接触があり、今回は濡れた路面に足を取られコースアウトした。

レース序盤、ノリスが6周目にトップを快走していた頃、映像がピアストリのスピンを捉えた。3位を走行していたピアストリは、ターン3のイン側縁石に乗り上げすぎたことでマシンのコントロールを失い、スピン。パパイヤカラーのマシンは壁にヒットし、レースを終えることになった。
キミ・アントネッリは無線で、「ノリスが左の縁石に乗り上げ、溝から水がコース上に飛び散った」と報告。直後にヒュルケンベルグとフランコ・コラピントも同じ箇所でコースオフしており、セーフティカーが導入された。
多くの関係者は、ピアストリがノリスによって跳ね上げられた水に乗ってスピンした可能性を指摘している。しかし、ピアストリ自身もやや左に寄りすぎて走行しており、仮に水がなくとも難しい状況だったとの見方もある。いずれにせよ、彼にとっては痛恨のスプリントとなった。ノリスがリードを9ポイントに広げたからだ。
ピアストリが深く失望しているのは明らかだ。「今日起きたことは、もちろん理想的ではない。自分がチャンピオンシップのどの順位にいるかは関係ない。濡れた部分での不必要なミスだった。それ以上言うことはない。できるだけ早く切り替えたい。予選でいい走りを見せたいし、日曜日には多くのポイントを獲得できるチャンスがある」
2025年F1ドライバーズチャンピオンシップ順位(11月9日現在)
| 順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | ランド・ノリス | マクラーレン | 365 |
| 2 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 356 |
| 3 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 326 |
| 4 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 264 |
| 5 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 214 |
| 6 | ルイス・ハミルトン | フェラーリ | 148 |
| 7 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 104 |
| 8 | アレックス・アルボン | ウィリアムズ | 73 |
| 9 | ニコ・ヒュルケンベルグ | キック・ザウバー | 41 |
| 10 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 40 |
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