ピアストリ、メキシコGP予選でのペース不足に困惑「謎だ」
チャンピオンシップリーダーのオスカー・ピアストリは、日曜日のメキシコグランプリの予選で8番手に留まり、ペース不足を「謎だ」と表現し、困惑した様子を見せた。オーストラリア人ドライバーの苦戦は、チームメイトのランド・ノリスがポールポジションを獲得した日に起こり、ピアストリの最近のフォーム低下に対する懸念を深めた。
「マシンからこれ以上のスピードを引き出せないし、なぜかわからない」とピアストリはエルマノス・ロドリゲス・サーキットのパドックで語った。「謎だ。ランドとのギャップは週末を通じてほぼ同じだった。何が間違っているのか本当に調べる必要がある。確実にフラストレーションがたまる」
グリッドペナルティによる順位変動で7番手からスタートするピアストリは、シンガポールでのノリスとの衝突以来、不安定に見える。彼の自信は揺らいでいるようで、一方でノリスとマックス・フェルスタッペンの両者がポイント差を着実に詰めている。

「マシンでの感触に本当に変化はない」とピアストリは付け加えた。「ただペースを見つけられない。それは先週のテキサスでも同じだった。解明する必要があるが、正直に言うと、今は少し迷っている」
マクラーレンのドライバー間のデータ比較は、ピアストリのマシンがコーナーを通過する際により多くスライドし、グリップと自信を失っていることを示している。対照的に、ノリスはカーブをより積極的に攻めることができ、ほぼすべてのセクターでタイムを稼いでいる。
「最初のコーナーがポジションを取り戻す最高のチャンスだ」とピアストリは語った。「できる限り懸命に戦う。諦めない」
マクラーレンのエンジニアにとって、課題は今や明確だ。彼のチャンピオンシップのアドバンテージが消える前に、ピアストリのパフォーマンス不足の原因を特定することだ。24歳のドライバーが率直に述べたように、「今のところ、我々がまだ解決していないパズルだ」。彼はオースティンでのサインツのグリッドペナルティにより、明日はP7からスタートする。
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