ピアストリ、最終戦2位でシーズン総括「自分自身について多くを学んだ」

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マクラーレンのオスカー・ピアストリは、アブダビGPを2位で終え、ドライバーズ選手権3位で2025年シーズンを締めくくった。ピアストリ、悔しさをにじませつつも、1年を通して得た成長に手応えを語った。

ピアストリは夏までタイトル最有力と見られていた。オランダGPではポール・トゥ・ウィンを達成し、ランド・ノリスに34ポイント、マックス・フェルスタッペンに104ポイントの大差をつけ、頂点に最も近い位置にいた。

しかし流れは突然変わった。

モンツァではチームの判断によりノリスの後ろに下がり、バクーでは2度にわたりコース外へ飛び出し、シンガポールではノリスとの接触で後退。テキサスではスプリントでノリスと再び衝突し、以降は中位争いに沈むレースが続いた。ピアストリ自身が「素晴らしいリズムを失った」と振り返るほど、勢いは完全に止まってしまった。

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さらにラスベガスでは失格カタールでは戦略ミスで勝利を逃すなど、不運と苦しい展開が相次いだ。

迎えた最終戦アブダビ、ピアストリは2番グリッドから堅実な走りを見せ2位を確保。しかしフェルスタッペンを逆転するには届かず、タイトル争いにも終止符が打たれた。

「困難への向き合い方を学んだ。F1のタイトル争いは全く別物」

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ピアストリは今季をこう総括した。

「調子が良かった時期は、本当に止められないように感じていた。最終戦までタイトルの可能性を残せたのは素晴らしい気分だった。でも、その感覚を失った時期も多かった」

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「この一年で、さまざまな方向から来る困難や逆境にどう向き合うかを多く学んだ。自分自身についても多くを学んだ。もちろんジュニアカテゴリーでもタイトル争いは経験したが、F1はまったく別物だ。今年学んだことは、これからのキャリアに必ず役立つと思う」

「戦略も攻めたが、今日はP2が限界だった」

アブダビでのレース運びについては、手応えと限界を冷静に語った。

「このレースではすべてを出し切った。優勝してタイトルの望みを繋ぐために、戦略的にもリスクを取った。でも今日は単純に速さが足りなかった。P2以上は望めなかった」

シーズン序盤に見せた圧倒的な勢い、そして中盤以降の試練。大きく揺れ動いたシーズンを経て、ピアストリは確かな成長を手に来季へと向かう。

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