ガスリー、日本GPでの角田のパフォーマンスについて語る

ピエール・ガスリーは、シーズン序盤で不安定なスタートを切ったアルピーヌが今シーズンはまだ足元を固めている段階だと考えているが、チームがポイント獲得に向けて戦えることに自信を持っていると語った。また、鈴鹿での厳しいホームレースを終えた日本人ドライバー角田裕毅に対して励ましの言葉を贈った。
バーレーンGPを前にガスリーは、特に日本GPでの行列のようなレース展開を経て、現代のF1において予選がより重要になっているという認識の高まりについて言及した。「これは主に鈴鹿でのレースを終えてからの話だと思う。レースという観点からは、かなり退屈だったと言えるだろう」と彼は述べた。「でも、メルボルンや中国を見れば、まだアクションはあった。予選は常に重要だ…でも、今週末のバーレーンではトラックの特性上、もっとレースらしいレースが見られるはずだよ。もっと多くのオーバーテイクの可能性があるはずだ」
今シーズンここまでのアルピーヌのパフォーマンスを振り返り、ガスリーは慎重ながらもポジティブな考えを持っている。プレシーズンテストでチームは強いペースを示していたが、それが完全に競争力のある結果には結びついていない。「他のチームが…年初めのバーレーンでは少し多くのものを隠していたのか、あるいは僕たちがもう少しパフォーマンスを失ったのか…現時点では非常に接戦だし、僕たちはミッドフィールドのトップにはいない。でも同時に、挑戦できない位置にいるわけではない」
彼は現在のミッドフィールド争いを決定づける微妙な差を指摘した。「先週は0.04差でQ2に進めなかった…最速のラップから0.65秒差で、数年前ならQ3に進出できる差だった。これはミッドフィールド全体のグリッドが非常に接戦であることを示している」
マシンの強みと弱みを評価するよう求められると、ガスリーは率直に語った。「低速パフォーマンスは、僕たちが他のマシンと同等、より優れているわけではない領域の一つだ。他の領域では少し優れているようだ…僕たちはトップスピードをより合理化するために少し妥協する必要がる」
マイアミなどのサーキットを見据えて、ガスリーは熱意を表明した。「マイアミが大好きだ。トラック自体以外にも様々な理由でマイアミが好きなんだ。レースとしては最も刺激的なわけではないけど、ドライビングの観点からは間違いなく素晴らしいところだ」
また元チームメイトの角田裕毅の日本GPでのパフォーマンスについて質問されると、ガスリーは角田への支持を明らかにした。
「彼はもっと良くできると思う。彼には十分な時間があるが、僕は彼の能力を知っている」とガスリーは述べた。
彼はさらに、セットアップの選択が角田の潜在能力を妨げた可能性があると説明した。
「彼は自分に有利に働かないセットアップの決断をしたと思う。初めて僕の後ろにいた彼を見たとき、僕はストレートで速いわけではなく、彼もそこで追いついてこなかったから、セットアップが原因じゃないかと思う。彼は間違いなく今後数週間で調子を取り戻すだろう」
そしてアルピーヌがさらに順位を上げることを目指す中、ガスリーは慎重ながらも希望を持ち続けている。「より良くする必要がある。マシンは悪くない位置にある。僕たちは自分たちの強みがどこにあるかを知っている」
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