ピエール・ワシェ、角田裕毅のセットアップは「ミスだった」と認める

レッドブルのピエール・ワシェ技術責任者は、土曜日のスペイングランプリ予選セッションにおいて、角田裕毅のセットアップで戦略的な計算ミスを犯したと認めた。実験的なアプローチが結果をもたらさず、角田は最下位の20位に甘んじることとなった。
「正直に言うと、今までと非常に異なることを試んだ」とワシェ氏は予選後のメディアラウンドで語った。「より大きなリアウイングを試し、それで予選でパフォーマンスを発揮できるかどうかを確かめようとした。これは我々側のミスだ」
このセットアップギャンブルにより角田は競争力のあるペースを引き出すことができず、ワシェ氏はその責任が完全にチーム側にあると明言した。

予選でのQ3後退に加えて、ワシェ氏は角田がイモラグランプリでのクラッシュで受けた深刻な損傷の影響をかなり受けていることを明かした。ワッシャ氏は新しいパーツが準備中であり、チームはカナダグランプリでの導入を目標としていると付け加えた。
「角田のアンダーフロアに新しいアイテムを取り付ける予定だ」とワシェ氏は説明した。「イモラでのクラッシュで受けた損傷により、結果を出すことが難しくなり苦戦している。モントリオールで角田のために準備が整うことを願っている」
ガレージの片側での苦戦にもかかわらず、ワシェ氏は週末を通して強力な1ラップペースを見せているマクラーレンの復活により、レッドブルが直面するより広範な挑戦を認めた。
「マクラーレンは予選でかなり良い結果を出している」と彼は述べた。「レースで走ってみないと実際のところはわからないが、非常に接戦になるだろう。マクラーレンのマシンは仕上がっているように見える。タイヤデグラデーションが大きな鍵を握るだろう」
日曜日を見据えて、ワシェ氏とレッドブルチームは、マックス・フェルスタッペンがまだ勝利争いに参加できると自信を持っている。角田にとって、焦点はダメージコントロールとレース中のデータ収集に移ることになる。これは彼のRB21のパフォーマンスに影響を与えているコアな制限をよりよく理解するためのテストラップを実行する機会となるだろう。
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