レッドブル、2024年に170万ポンドの利益計上も元代表に史上最高額の報酬
レッドブルF1チームは2024年に170万ポンドという利益を計上するが、元チーム代表クリスチャン・ホーナー氏がスポーツ史上最高額の給料を受け取ったとして、財務報告が公開された
レッドブルF1チームは、2024年12月31日終了の会計年度に168万ポンド(227万米ドル)の利益を報告した。これは前年の利益130万ポンド(170万米ドル)に比べ29.7パーセントの増加に相当する。
過去5年間、レッドブルの累計利益は711万ポンド(961万米ドル)で、アルピーヌやハースよりも低い。それにもかかわらず、レッドブルは黒字を維持したが、アストンマーティン、マクラーレン、ウィリアムズは同期間に純損失を計上した。
これまでのところ2024年の決算を発表している他のチームはメルセデスだけで、過去5年間で3億7638万ポンド(5億848万米ドル)の利益を上げている。

元チーム代表クリスチャン・ホーナー氏がスポーツ史上最高額の報酬を受け取ったことが明らかになり、レッドブルの利益率の低さは今後の年次決算で試される可能性がある。51歳のホーナー氏は、同僚から不適切な行為で告発されてから17カ月後の7月に解雇されたが、その容疑は親会社レッドブルGmbHによって2度にわたって晴らされている。契約金額は5200万ポンド(7030万米ドル)から9000万ポンド(1億2200万米ドル)までさまざまである。
レッドブルの収益は過去5年間比較的安定しており、2024年には3億1440万ポンド(4億2500万米ドル)に達した。最も増加したのは管理費で、2024年には37.5パーセント増の2297万ポンド(3103万米ドル)となったが、レッドブルはあらゆるF1チームの中で最も低い管理コストを維持し続けている。
同チームは、最近の業績の伸びはビザとの新たな提携など好調な業績によるものだとしている。カストーレとの衣料品供給契約は、規模と期間の両方の点でF1における記録と言われている。
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