角田、マイアミGPスプリント予選での苦悩を語る

2025年マイアミGPのスプリント予選でSQ1敗退となり、グリッド18番手に甘んじることとなった角田裕毅。角田は予選早期敗退の原因として、トラフィック問題や不十分なチーム内コミュニケーション、そして準備ラップでのトラブルを挙げた。

予選後、不満を隠さない様子で角田は語った。「ピットから出てきたクルマが僕のラップを台無しにした。クルマが多く、それが結果に影響を与えた。最終コーナーでもロックアップしてしまった。その時点でもうラップは台無しだった」

角田によると、特にSQ1終盤において状況は彼のコントロールを超えて悪化していったという。「できることは何でもやろうとしたが、これ以上何ができたかな」と言及。「前にクルマがいるし、チームとのコミュニケーションもかなり悪かった。もう予選なんて気にしていられなかった」とかなり憤った様子を見せた。

厳しいスプリントセッションにもかかわらず、角田はスプリントレースに向けてまだ希望を持っている。「かなり後方からのスタートになるが、このコースでは何でも起こり得る。前向きな気持ちを保ち、ベストを尽くしたい」と彼は認めた。

マイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われるスプリントで角田は、失った順位を取り戻すべく奮闘することになる。激しい争いの中で、角田がどのようなリカバリードライブを見せるかが注目だ。一方、レーシングブルズに降格となったリアム・ローソンはSQ2進出を果たし、角田とは対照的な結果となった。

【関連記事】

フェルスタッペン、罰則免れるもレッドブル戒告処分に