ラッセル、スライエムに言葉ではなく行動を求める

グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)のディレクターであるジョージ・ラッセルは、FIA会長であるモハメド・ビン・スライエムがドライバーの行動と言動に関するルール変更の可能性を示唆した後、言葉を行動で裏付けるべきだと述べた。
GPDAは、スライエム下でのFIAの「不適切行為」に対する姿勢を批判している。スライエムは月曜日に、今年導入された、ドライバーが罵言やその他の違反行為に対して罰金や追加のペナルティを課される可能性を定めたルールに「改善」を検討していると述べた。
それに対してラッセルは、「『検討中だ』と言うのではなく、僕たちドライバーは明らかにこれらのことが実行に移されるのを見たいと思っている」と述べた。
「僕たちが変更を望んでいることは明確だが、それが実施されたら意見を述べたい。だが当面は、検討中だ。変更が行われるまで、それらの言葉は何の意味も持たない」
GPDAは昨年11月に公開書簡を発表し、プレスカンファレンスで罵言を吐いたドライバーに罰金を科すのをやめるようFIAに求めた。ラッセルは、それ以降、FIAとさらなる協議は行っていないと述べた。 「集団的には、公開書簡が送られて以来、さらなる会話はしていない」
「前述したように、変更がされて、少なくともドライバーの声が聞かれるなら素晴らしいことだろう。僕たち全員、単なる検討ではなく、行動が取られるのを見たときにコメントできると思う」
ラッセルは2021年にGPDAディレクターに就任した。当時はスライエムの前任者であるジャン・トッドがFIAの責任者だった。彼は、組織の焦点がドライバーの行動などの問題によって、より重要な事項から逸らされていると感じている。
「過去18ヶ月で何が変わり、何が起きているかということでは、前例のない時代にいると感じる」と彼は言った。「GPDAが何年も前に設立されたとき、それは政治について話すためではなく、安全性について、スポーツの改善について、レースの改善について話すためだった」
「だが今は、僕たちがここにいる理由に焦点を当てていない時代にいる。僕たちはレースをするためにここにいて、ファンのための最高のショーを作り出すために、最速のクルマ、最も安全なクルマ、最高の技術、最高のエンジニアリングを持つためにここにいるんだ。それなのに、僕たちは罰金と罰則と罵言について話している」
「だから、何かが変わるべき時かもしれない。僕たちはスポーツにとって最善のことを望んでいる」
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