平川亮、アブダビGP FP1に出走「良い形でまとめられた」

ryo hirakawa Abu dahbi 2025 平川亮
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平川亮は2025年F1シーズン最終戦アブダビGPのFP1にハースF1より出走し、今年5回目のセッションを良い形で終えた。アブダビでは昨年もマクラーレンでFP1を走行し、ポストシーズンテストでも経験があったため、前回のメキシコと比べて余裕を持ってスタートできたという。

Q. FP1を走行してみてどうでしたか?

「アブダビは去年も違うチームでFP1を走ったし、ポストシーズンテストでも走行をした。経験があったから、前回のメキシコに比べて余裕を持ってスタートできた。その中でクルマのバランスも理解できて、改善点など良いフィードバックができたと思う。今年別のチームを含めて5回走ったが、最後良い形でまとめられたと思う」

Q. バウンシングについて

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「低速コーナー、特にシケインで起きていた。2台で異なるセットアップで走行したが、こちらのセットアップで起きているかもしれないという話をちょうどしていた。そこは改善をするかそのまま行くか話し合っている。改善するとどうしてもクルマを柔らかくしたり、車高をあげたりしなくてはいけないから、どちらを優先するかだ」

Q. 去年はマクラーレンでタイトル争いのかかった大切な場面で任されたが、今回はどのような気持ちで臨んだ?

「去年は初めてFP1を走ったので正直なにもわからなかった。今回は今年何回も経験があり、準備もできていたので、しっかりクルマの限界を引き出せるような走りをできたかと思う」

Q. 来年は、開幕戦時点でF1のレギュラーシートとして日本人ドライバーがいなくなるが、F1に対しての自身の想いは?

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「TGRがハースのタイトルパートナーになるということで、自分もそこに関わらせてもらってるから、チャンスは増えるのかと思う。だが、結局は自分のパフォーマンスに最後かかってくるから、そこは今のところステップバイステップでクリアしている。もちろんF1なので簡単ではないが、近づいてきていると思う」

Q. チームメイトとの差はどのように捉えてる?

「どちらも完璧なタイムではない。だが、適応という面では自分はマークできていた。ハードもミディアムでも同じタイムで推移していたので良かったと思う。今年一番良かったのは鈴鹿だが、その次によかったんじゃないかな」

Q. オコン選手は今年ブレーキに問題を抱えていて、それをテストする話だったが、どんな内容だった?

「違う素材のブレーキを試してみた。ショートランでは良かったがロングランは良くなかった。そこはまだ決まっていない。試したものは前回も使っているが、今回使ってみて悪いところが出てしまってレースでは使えないかなというところ」

Q. ベアマン選手にはブレーキの問題が出てないことに関しては?

「オリー(・ベアマン)はどんなマシンでも乗れるドライバーだと思っている。だから彼は気にせず運転しているんじゃないかな」

Q. 来シーズン、日本ではフジテレビが放映権を獲得したが、日本のファンが増える可能性については?

「良いことだと思う。自分も地上波でF1を見て育った世代だから、身近になることは嬉しい。自分も先導を切って良い方向に行くように頑張っていきたい」

Q. 良いセッションができたと話していたが、今までの課題と今回クリアできた点は?

「前までは違うクルマに乗ってフィーリングが異なったときに、1時間以内で適応するのは難しかった。それに対応しようと違うことを試したが、バルセロナやメキシコではそれがうまく行かなかった。今回はその中で一番ベストだったと思う。一番の課題はブレーキだった。だが、自分の理想とする形まで近づけることができた。それは乗ってすぐに感じることができた」

Q. F1レギュラーシートへのイメージは?

「結局は、チームが僕を選んでくれなくてはいけない。現時点では、今日のようにFP1などでしっかり走ることがそこに近づくために必要なものだと思っている」

Q. 2025年を振り返って

「色々あったけど、F1という世界に慣れてきたかとは思う。去年は初めて走って、テレビで見てる人たちが一緒に走っているから気を使ったりもしたが、今年はそんなこともなかった。慣れてきたというのは大きな収穫で、最後良い形で終えられて嬉しい」

Q. 小松代表から何かアドバイスなどは?

「セッション中にもくだらない話をしたりしているよ(笑)ブレーキが課題だったので、そこを色々と小松さんがやってくれて、良い形で終われたので感謝している。FP1を4回出走できたことにも感謝している」

Q. エンジニアとのコミュニケーションを円滑にするための努力は?

「WECやTPCなどでの出走を通して、なにをフィードバックとして話したら良いのかなどがわかってきたのが大きいと思う。経験を通して、どこを変えたら良いか、どこは変えられないのかということがわかってきた」

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