[サウジアラビアGP予選]フェルスタッペン、ピアストリを抑えてポール獲得、ノリスはクラッシュ

max verstappen jeddah
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レッドブルのマックス・フェルスタッペンが僅か0.010秒差でマクラーレンのオスカー・ピアストリを破り、サウジアラビアGPのポールポジションを獲得した。予選セッションはランド・ノリスのQ3でのクラッシュによって大きく左右される展開となった。

Q2でトップタイムを記録していたノリスは、自身のターン中に起きた事故で流れが一変。ノリスはカーブでバリアに激突し、セッションは一時中断。この強烈なクラッシュによりノリスはQ3での走行時間を失い、決勝では10番手からのスタートを強いられることとなった。

一方、ノリスのチームメイトであるオスカー・ピアストリは、ポールを獲得したフェルスタッペンが反撃する前に最初のアタックで1分27秒560のタイムを記録した。わずか1000分の1秒差でピアストリを抑えたフェルスタッペンは、ピットでの短い滞在後に2回目のアタックを行い、今シーズン最速となる1分27秒294でタイムを更新した。

Q1:ランス・ストロールが残念な記録を樹立

ランス・ストロールがQ1で苦しい夜を過ごした。アストンマーティンのストロールはケビン・マグヌッセンをわずかに上回ったものの、通算75回目となるQ1敗退を記録し、残念な記録を樹立した。彼はQ2進出を果たしたアイザック・ハジャールにわずか0.074秒及ばなかった。

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ジャック・ドゥーハン、ニコ・ヒュルケンベルク、エステバン・オコン、ガブリエル・ボルトレトもQ1で敗退した。すでに燃料漏れによって良くない雰囲気でFP2を終えたボルトレトは、ドゥーハンと同様にトラックリミット違反により自己ベストラップがキャンセルされた。

ルイス・ハミルトンも彼らにQ1で敗退すると思われたが、7度の世界チャンピオン獲得経験のあるハミルトンは2セット目のソフトタイヤを使用した後、危機一髪でQ2進出を果たした。

Q2:ローソンが今シーズンベストの予選結果を記録

Q2では、ハミルトンが再び敗退の危機に瀕したが、11位のアレックス・アルボンをわずか0.007秒上回りQ3進出を確保した。アルボンは、リアム・ローソン、フェルナンド・アロンソ、アイザック・ハジャール、オリバー・ベアマンと共に敗退となった。

ローソンにとって12位は今シーズン予選でのベストな結果となった。レーシング・ブルズに移籍したローソンは初めてチームメイトを上回り、シーズン序盤の苦戦から抜け出す兆しを見せた。

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最前線では、ノリスがフェルスタッペンとピアストリを抑えてQ2最速タイムを記録した。この3人のドライバーは、多くのドライバーとは違い、Q3用に2セットの新品ソフトタイヤを残していた。

Q3:成功と失敗

最終予選フェーズは、ノリスのコースからの激しいクラッシュで流れが一変した。直前に、ピアストリは周回を完了していたが、フェルスタッペンはアタックを中断することになった。

セッション再開後、フェルスタッペンは1分27秒559を記録してピアストリをリード。ジョージ・ラッセルが一時的に1分27秒407で先頭に立つと、ピアストリが1分27秒304で反撃した。

しかし、ピットスタンドでのマシン調整後、フェルスタッペンが最後のアタックで、1分27秒294のタイムを更新。レッドブルにポールポジションをもたらしたのだ。

トップ3の背後では、シャルル・ルクレールが4位となり、キミ・アントネリ、カルロス・サインツ、ルイス・ハミルトン、角田裕毅、ピエール・ガスリーがトップ10に入った。

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