フェラーリ、バクーで明暗 ルクレールはクラッシュで10番手

charles leclerc baku ferrari
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金曜フリー走行で最速を記録したわずか24時間後、フェラーリの勢いはアゼルバイジャンGP予選で一気に崩れた。シャルル・ルクレールはQ3序盤にクラッシュを喫し、グリッド10番手にとどまった。チームメートのルイス・ハミルトンはQ3進出を逃し、12番手スタートとなった。

バクー市街地サーキットを得意としてきたルクレールにとって、この結果は大きな落差だった。これまでここで4度のポールポジションを獲得してきたが、今回は流れが噛み合わなかった。

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「大きな問題を抱えていました」とセッション後に語るルクレール。

「普段はバクーに来るとすべてが順調に進むのが、今年はそうはいかなかった。原因は理解している。予選前にマシンを調整して感触は良くなったが、新たな問題が出てしまった」

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問題は金曜に有利と判断していたミディアムタイヤを履いた時に起きた。「そこから走りがとても難しくなった。昨日は良い選択肢に見えたが、今日は適切な作動温度に入れることができず、とてもトリッキーだった」と説明した

そしてQ3の序盤、ルクレールは15コーナーでコントロールを失いバリアに接触。タイムを記録できず、10番手が確定した。

それでも週末を通じて安定していたチームメイトのルイス・ハミルトンを上回ったことには驚きを示した。

「ルイスの方が速さも安定感もあった」とルクレールは認めている。

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金曜日のフリープラクティスでの1-2獲得で高まった期待とは裏腹に、フェラーリは決勝に向け不利な位置からのスタートを強いられる。

「巻き返しは難しいと思う。でも土曜が不発で日曜に良いレースになるならそれは歓迎だよ。普段はその逆なので、今回はうまくいくことを願っている」とルクレールは語った。

過去、ルクレールはバクーでポールからスタートするたびに順位を落としており、2位、3位、4位、あるいはリタイアという結果が続いている。今回こそ、逆の展開を望んでいる。

予選結果

順位ドライバーチームタイム
1マックス・フェルスタッペンレッドブル1:41.117
2カルロス・サインツウィリアムズ1:41.595
3リアム・ローソンレーシングブルズ1:41.707
4キミ・アントネッリメルセデス1:41.717
5ジョージ・ラッセルメルセデス1:42.070
6角田裕毅レッドブル1:42.143
7ランド・ノリスマクラーレン1:42.239
8アイザック・ハジャーレーシングブルズ1:42.372
9オスカー・ピアストリマクラーレン
10シャルル・ルクレールフェラーリ
11フェルナンド・アロンソアストンマーティン1:41.857
12ルイス・ハミルトンフェラーリ1:42.183
13ガブリエル・ボルトレートウィリアムズ1:42.277
14ランス・ストロールアストンマーティン1:43.061
15オリバー・ベアマンハース
16フランコ・コラピントアルピーヌ1:42.779
17ニコ・ヒュルケンベルグアストンマーティン1:42.916
18ピエール・ガスリーアルピーヌ1:43.139
19アレックス・アルボンウィリアムズ1:43.778
20エステバン・オコン*ハース1:43.004

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