アウディのウィートリー代表がアストンへ? 両チームは「憶測」と回答
3月19日、アストンマーティンがエイドリアン・ニューウェイ氏の後任代表としてアウディからジョナサン・ウィートリー氏を引き抜こうとしているというニュースが飛び込み、パドックは蜂の巣をつついたような騒ぎとなった。
ジョナサン・ウィートリー氏やチームはすでに決断を下したのだろうか? アウディF1のチーム代表職を辞し、アストンマーティンからの誘惑に応じると囁かれている。浸水しつつあるアストンマーティンという泥舟の新たな船長として、技術開発に専念したいエイドリアン・ニューウェイ氏の後を引き継ぐという筋書きだ。
ウィートリー氏がアウディからアストンマーティンへ移籍するというのは、視点によって「理にかなっている」とも「筋が通らない」とも言える。理にかなっている点としては、アウディの拠点はイギリスではなくがスイスであることが挙げられる。一流の専門スタッフがアウディへの加入をためらったり、短期間で去ったりする理由の多くは、このような地理的理由も多くある。
また、アストンマーティンの視点からも納得がいく。エイドリアン・ニューウェイ氏は、チーム代表と技術責任者の二足のわらじに満足していない。最高峰のF1デザイナーといえども、使える時間は限られているのだ。
アストンマーティンとアウディの公式見解
一方で、不可解な点もある。アウディは現在チームを構築している最中であり、ウィートリー氏自身も自分の役割に満足しているように見えた。F1プロジェクトリーダーのマティア・ビノット氏との役割分担もうまくいっているはずだった。
レッドブル・レーシングで長年スポーツディレクターを務めたウィートリー氏が、ザウバーでの新職務に就いたのは、つい2025年4月1日のことだった。
アストンマーティンとアウディは、いずれも定型文のような回答で煙に巻いている。 アストンマーティン陣営は次のように述べた。「当チームは、チーム首脳陣に関するメディアの憶測には関与しない。エイドリアン・ニューウェイは引き続き、チーム代表兼チーフテクニカルオフィサーとして舵取りを担っている」
アウディ側は、3月19日の衝撃的な報道に対し、「最近のメディア報道については認識している。我々としては、現時点で更新すべき情報はなく、原則として噂についてコメントすることはない」と回答した。
どちらの側からも明確な否定はなされていない。この手の話には「火のない所に煙は立たぬ」という格言が当てはまる。この物語には続きがありそうだ。
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