ヴォルフ氏、シンガポールに向けて慎重な姿勢

2025年10月3日から2025年F1第18戦シンガポールGPがマリーナベイで開催される。メルセデスはアゼルバイジャンでの好結果を経て、次はシンガポールへ向かう。いずれもストリートレースだが、マリーナベイはよりタイトでテクニカルなサーキットになる。さらに大きな違いは気候で、ナイトレースとはいえ高温多湿な環境がマシンとドライバーに大きな負担をかける。これをいかに最適にマネジメントできるかが週末の鍵となる。

チームにとってザントフォールトとモンツァでのレースは心配と不満の連続だった。メルセデスのチーム代表、トト・ヴォルフはチームのルーキー、キミ・アントネッリを公然たる叱責した。しかし、その2週間後、アゼルバイジャングランプリでチームは復活を遂げた。ジョージ・ラッセルが2位で表彰台を獲得し、アントネッリがで見事な走りを披露し4位に入賞した。

そんな中、ヴォルフ氏はシンガポールに向けて慎重な姿勢を見せた。

前戦で表彰台に戻りコンストラクターズ2位を奪還できたが、現状のF1は非常に競争が激しい状況だ。シーズン残り6戦、毎週末で最大限の力を発揮し続けることが重要になる。

また、F1アカデミーではドリアーヌがタイトル争いに挑む。これまで素晴らしいシーズンを戦ってきており、最終戦ラスベガスに向けて好位置を築けるよう、チームとして全力で応援していく。

【関連記事】

• グロージャン、ハースのテストに復帰
• F1日本グランプリ2026のチケット代がふるさと納税対象に
• ウィリアムズ、ボウルズ氏体制で初の表彰台
• ブリアトーレ、アルピーヌの2026年ドライバー候補を2人の若手に絞る