角田裕毅、予選後インタビューPart2【アメリカGP】

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アメリカGP予選で、13番手を獲得した角田裕毅はセッション後にインタビュー登場した。
A.まずスプリントについて聞かせて。目の前でバジャーが止まり、ニコのウイングを踏んでしまったのに、それでも18位から7位まで上がった。今朝は運も向いてきたように見えた。
A.今日は悪くなかった。スタートではターン1でいいブレーキングができて、そのあと前のクルマたちがうまく広がってくれて、P6かP7くらいまで上がった。
ターン1ではクラッシュの前に何台かをオーバーテイクでき4し、たぶん3〜4台は抜けたと思う。あれがなければあのポジションにはいなかったでしょうし、リスクを取って良かった。
Q. 予選について、Q1では早めに走行を終えて、ギリギリで突破だった。どうでしたか?
A. Q1では早めにアタックを終えて、ある意味ギャンブルだったが、うまくいった。タイムも悪くなかった。リスクを取りたくなかったんです。昨日のようになりたくなかった。程度計画通りにいった。Q1の内容には満足している。同じように、2本のラップをしっかりまとめる必要があるだけ。
Q. 今週末はリアムに対してあまり満足していないようだね。昨日のスプリント予選後にも彼について不満を言っていたし、今日の無線でも「わざと邪魔している」と言っていた。コーナーでかなり減速していたと。
A. まぁ、そういうことだね。僕の目から見ると、ターン11で彼は本当にすごくゆっくり走っていて、コーナーの真ん中で僕を待っているように見えた。理想的ではなかった。
でも、ペース自体は十分で、アルピーヌの上を取れるくらいだった。それがかなり大きかった。そこまではQ3に進出できるだけの速さがあったのに、全部失ってしまって本当に悔しかった。
Q. 彼はわざとやったと思いますか?
A. わからない。公に彼のせいとは言いたくない。彼に関わって問題を起こしたくもない。
Q. 同じレッドブル・ファミリーの仲間だが、話し合う予定はある?
A. 一応、話はします。モンツァ以来というか、いつもそういう感じなので、常に気を付けないといけないね。
Q. スプリントの1周目についてだが、あれは運によるものなのか、それとも自分の実力を誇れる部分?18位から10ポジション上げましたけど。
A. 何その質問?
Q.つまり、要因は何なのかということだよ。
A. 両方だね。ターン1で前のクルマをアウトブレーキして、クラッシュの前にインを突いて3〜4台抜いたのは自分の力。でもクラッシュ自体はコントロールできないので、そこは運だ。
この状況ではどこに行くべきかは分かっているので、運と自分のブレーキングの両方の要素があった。ちょっと運が良すぎて、フロントウイングを。だからダブルウィングでターン11までそれを付けたままだったんだ。回頭性が上がるかと思ったけど、実際はそうでもなかったね。それで1ポジション落としたが、まあ問題ない。
Q. 数ポイントを獲得したが、自信を取り戻すいいきっかけになった?いいレースだったよね?数ポイント取って、1コーナーをうまく抜けたあとのレースは悪くなかったよね?
A. はい、良かった。シンガポールはひどかったので、そこから学んだ。
あの状況では失うものはあまりなかったし。スプリントレースなので、予選のためにもあまりクルマを壊したくはなかった。でも、リスクを取る価値はあったし、満足している。
Q.大きな破片を踏んでいたが、マシンへのダメージは大きくなかった?
A.実際は大丈夫。多少直す部分はあったが、ポイントも取れたのでOK。
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