ベッテル、自身の経験を踏まえてフェルスタッペンについて語る

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レッドブルのマックス・フェルスタッペンが波乱の2025年シーズン開幕を迎える中、セバスチャン・ベッテルは経験に基づいた応援メッセージを送り、この激動の時期に「レッドブルと団結したまま」でいるよう促した。

5レース終了時点で、フェルスタッペンはオスカー・ピアストリにドライバーズランキングで12ポイント差をつけられている。依然としてタイトル争いに残っているものの、将来に関する多くの憶測の的となっているのも事実だ。サウジアラビアで行われたレースは、フェルスタッペンの現在の競争力と不満の両方を示した。ポールポジションを獲得したものの、最終的に2位でフィニッシュ。これはオープニングラップでピアストリとの激しいバトル中にコースアウトしたことによる5秒のペナルティが原因だった。

このペナルティはフェルスタッペンにとって大きな代償となり、シーズン2勝目を手にすることが出来なかった。それにもかかわらず、パフォーマンスレベルは依然として高く、その安定性によりチャンピオンシップ争いの中心に留まっている。

しかし表舞台の裏では、噂が絶えない。フェルスタッペンはアストンマーティンへの移籍が取り沙汰されており、一方でメルセデスはルイス・ハミルトンの離脱発表以来、彼への関心を隠したことがない。この状況は、ベッテル自身が4連覇を達成した後の2014年に、困難なシーズンを経てレッドブルを去った経験を思い起こさせる。

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招待されコンサルタントとしてパドックに登場したベッテルは、現在の状況について見解を述べた。

「今こそが本当に結束する時だと思う。これほど長い年月を経て、お互いに非常に近い関係を築いたんだ」とベッテルはサウジアラビアでSky Sportsに語った。「何人かの人が去り、新しい人が加わったが、タイトルを獲得するかどうかは関係ない、それはF1の本質だ。しかし今は団結を保ち、巻き返しの機会を掴むときだ」

ベッテルはフェルスタッペンを称賛し、彼を2025年のF1グリッドにおいて「現時点で最強の存在」と表現した。レッドブルは過去1年間、パフォーマンス面でマクラーレンに遅れをとることが多かったものの、過去12ヶ月間でフェルスタッペン以上に多くのレースを制したドライバーはいない。

「マックス(フェルスタッペン)には信じられないほどの才能があり、この2年間で大きく成長した」とベッテルは説明した。「彼が今レースを組み立てる方法は、過去とは異なる。彼ははるかに賢くなっている。彼が遂げた進歩は、ラップタイムや全体的なパフォーマンスに関するものではない。むしろ、彼の一貫性、信頼性、常にそこにいることだ。時に行動に移るのに時間をかけ、適切な瞬間を待つことだ。そこでチャンスを掴まなければ、再び攻撃的になる。彼は自己制御が非常に出来ていて、それが現在のグリッドで彼を最強の存在にしている。攻撃性と経験、そして生来のスピードが組み合わさることで、見ていて楽しい存在だ。今シーズンは明らかに彼にとって重要な年となっている」

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