ビルヌーブ、角田裕毅の将来に厳しい見方「ピークは過ぎた」

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ジャック・ビルヌーブは、オランダGP予選後のスカイスポーツ生中継で角田裕毅を率直に評価し、レッドブルにおける彼の将来的な価値に疑問を投げかけた。
F1参戦5年目となる角田は、今季序盤にレッドブルへ昇格したものの、わずか2戦でルーキーのリアム・ローソンに交代させられた。
一方で、チームのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは「2026年のシートに値することを証明するための猶予はメキシコGPあたりまである」と発言している。しかし、ビルヌーブはすでに答えは出ていると主張した。
「彼の価値はすでに分かっているはずだ」とビルヌーブは語った。
「レッドブル・ジュニアを含めて、彼はもう5年もチームにいる。その結果、十分ではないことは明らかだ。角田はすでにピークを過ぎた! ホンダの後押しがあったからこそ、ここまで来られただけだ」
ビルヌーブは続けてこう述べた。
「レッドブルやマクラーレンのようなトップチームなら、当然2人の強いドライバーを揃えたいはずだ。だが、レッドブルにはそういう状況がない。つまり問題は、チーム自身が彼が十分でないと分かっていることだ」
「ではどうする? 多少ポイントは稼げるかもしれないが、マシン開発に貢献せず、チームを前進させないドライバーを抱え続けるのか。それともリスクを取って、他の誰かを試すのか?」
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ビルヌーブの見解は、レッドブル関係者の証言とも一致している。関係者によれば、マルコ博士は引退前に若き才能アービッド・リンドブラットをできるだけ早くF1マシンに乗せたいと考えているという。
そのシナリオでは、リンドブラットがVCARBへ加入し、ハジャーが来季レッドブル・レーシングに昇格。そして角田はF1シートを失う可能性が高い。
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