角田がレッドブルに乗り込む日も近い?
角田裕毅は、ついにレッドブルのマシンをドライブするチャンスを得られるのだろうか?ヘルムート・マルコは可能性を示唆したが、条件付きだ。
実際、レッドブルのスペシャルアドバイザーであるヘルムート・マルコは、アブダビでのポストシーズンテストについて「いくつかの計画がある」と明かした。2021年シーズン開始からF1に参戦している角田裕毅にとって、長年待ち望んでいたテストとなる。
現在、多くのドライバーがレッドブルのマシンでのテストを希望している。チームは現在、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスをレギュラードライバーとして起用しているが、ペレスは不調が続いており、彼のポジションは危うくなっているように見える。ただし、現時点でペレスは来シーズンもレッドブルと契約を結んでいることを付け加えておく必要がある。
角田は、グリッド上で最高のマシンの一つで何ができるかをレッドブルの幹部に示すチャンスを得たいと考えている。しかし、それは彼だけではない。ダニエル・リカルドの代役としてF1に復帰したリアム・ローソンも、F2ドライバーのアイザック・ハジャーと同様に、このテストの候補となっている。
角田は、レッドブルのマシンに触れる機会について、レッドブルの幹部が「考えを変える」ことを「期待して」おり、RB20のステアリングを任せてもらえることを望んでいる。
誰がRB20をテストする機会を得るか?
ホンダも交渉に加わり、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーに、最新のレッドブルマシンで角田を走らせるよう要請した。
ホンダのモータースポーツ部門責任者である渡辺康治氏は次のように述べている。「角田に関しては、彼が懸命に努力してレッドブル・レーシングでのシートを獲得することが我々の目標だ。我々は彼にその才能があると考えている」
「もちろん、ドライバーに関する決定は最終的にはチームの判断だが、パートナーとして、角田がレッドブルのマシンをドライブしテストする機会を得られるよう強く要請した。少なくとも彼の能力を示す機会を与えたいと考えている」
「私はクリスチャン(ホーナー)と直接話をした。彼はその可能性を否定しなかった。まだ何も決定されていないが、適切に進めていく必要があると考えている」
レッドブルは可能性を否定せず、ヘルムート・マルコはアブダビのポストシーズンテストで角田がマシンに乗る可能性があることを示唆した。
「ああ、アブダビについては計画がある」とマルコはMotorsportに語った。「しかしご存知の通り、我々には複数のドライバーがいる。例えば(アイザック)ハジャーがいるし、今はリアム(ローソン)もいる」とマルコは締めくくった。
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