アルボン「ラスベガスGPは簡単ではない」
ウィリアムズのアレックス・アルボンが、ネバダ州ラスベガスで行われるレースを前に、ラスベガスGPは全てのF1チームにとって「本当に簡単なことではない」ことを語った。
F1は今月末、1982年以来初めてラスベガスに戻ってくるが、コースは新しくなる。41年前のGPでは、カジノ “シーザーズ・パレス”の駐車場内に作られた仮設コースが使用された。
また、このイベントは従来の日曜日ではなく、土曜日の夜に開催されるナイトレースでもある。土曜日に開催されるのは1985年の南アフリカGP以来となる。
また、アルボンはラスベガスの気温についても問題視している。
1978年の10月上旬に開催されたカナダGPは気温が5度まで下がったが、それに代わるF1史上最も寒いグランプリになるかもしれない。
アルボンはこのコンディションがウィリアムズの助けになることを期待している。コースレイアウトも彼らのマシンに合っているかもしれない。
「レイアウト的にも気温的にも僕らに合っているはずだ。」
「この気温の中でタイヤをうまく機能させるために、予選はみんなにとって非常に面白いものになると思う。本当に簡単ではない。でも、この方が僕らにとってはずっと都合がいいんだ。」
予想される気温は5~10℃前後。いずれにせよ、ピレリタイヤにとっては未知の世界でのレースとなる。
元F1モータースポーツ担当マネジングディレクターのロス・ブラウンは、ラスベガスGPをナイトレースとして計画したときには思いもよらなかったと認めている。
「当初は考えていなかったことだが、夜はかなり寒くなるということで、タイヤ会社が対処してくれた。」とブラウンは『talkSPORT』に語っている。
「レースが行われる土曜日の夜は、気温が3、4度まで下がることが知られている。」
「だから、本当に寒くなるんだ。そしてもちろん、その気温の中でマシンを機能させるのは難しいことだ。タイヤ会社は、タイヤがその気温に対応できるよう、いくつかの対策を施してきた。我々は間違いなく、これまで経験したことのないような新たな課題に直面している。」
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