【エミリア・ロマーニャGP】角田裕毅「少しでもチームに恩返し」決勝後のコメントを紹介

yuki tsunoda imola 2025
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2025年F1エミリア・ロマーニャGPにて、角田裕毅は予選でのクラッシュから見事に立ち直りポイント獲得を果たした。メカニックが一晩中作業してマシンを修復した努力に応えたかたちで、10位完走を果たした角田選手は「チームに何か返せて良かった」と安堵の表情を見せた。予選での大クラッシュから立て直し、ラストラップまでアロンソと激しく戦った角田。以下では、レース後メディアに話したコメントの全容を紹介する。

Q: レース結果について

「少し前進できたと思う。昨日は大きなミスをして非常にフラストレーションが溜まっていた。でも、チームに対して少しでも恩返しができたなら良かった。メカニックたちの夜通しの作業量は膨大だったからね。少なくともチームに何かを与えることができたのかな」

Q: マシンに対する自信は?

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「昨日は、僕がマシンの全てを理解していなかったからクラッシュさせてしまった。あのクラッシュは、ターンからすべての瞬間を覚えているが、全然説明がつかなかった。時には一歩下がってみて、徐々に慣れ、自信をつけていく必要がある。このような環境下では簡単にプレッシャーをかけ過ぎてしまう。まずは自分を見つめ直す必要がある。ポイントを獲得できたことは嬉しいけど、まだ改善できるところがある」

Q: 昨日のクラッシュから一日でどう立ち直った?

「もちろん簡単なことではなかったし、まだ自分のミスを許せていない。レース前には気持ちを切り替えたけど、まだフラストレーションが頭の中に残っていた。でも、自分のためにもそれを振り払うように努力した。そうでなければポイントを獲得をできないとわかっていたからね」

Q: マシンのセットアップについて
「FP2に比べたら良くなっていたと思う。FP2はリアが不安定で、かなり苦労していた。それと比較すると良い一歩を踏み出した。実は、予選のセットアップは初めて試したものだった。大きな変更だった。決勝に向けてはそのセットアップはあまり変更しなかった。レースでは手応えがあったので、チームとしても、自分としても、今後のために何かを学んだと思う」

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Q: ハミルトンやサインツなども含め、新しいマシンに慣れるのには半シーズンくらいかかることがあるが、自身はマシンを最大限のポテンシャルまで引き出せていると感じる?

「正直、他のマシン、フェラーリやウィリアムズについては分からないけど、少なくとも自分のマシンを理解するのは簡単ではない。自信を構築し、レース週末を重ねて学習していく必要があることを認識している。多くのセットアップを変更しても、何が起こるか正確に把握し、すぐに適応できるようになるためにしなくてはいけないからね。現在は99%くらいプッシュしている。クラッシュがなかったとしても、リミットまでまだ余地が多くあると思っていたけど、全くそうではなかった。可能性を引き出すのは学習と自信、マシンについての理解から生まれると思う」

Q: マシンの感触は?昨日のクラッシュで古いパーツを使用した?

「FP1から既に古いパーツを使用していた。だからあまり差はないかと思っていた。具体的にどこのパーツとは教えられないんだ。でも確かに違いはあった」

Q: 昨日クラッシュしていなければ、P6は可能だったと思うか?

「正直それはわからないけど、すべてをまとめれば可能だったと思う。FP2ではマックスにかなり近かったし、ペースに満足していた。FP3はかなり混乱していたので言いづらいが、FP2はかなり良かった。だから不可能ではなかったと思う。マックスはP1、P2を再び獲得したからね。

Q: 400戦目で1ポイントを取った今の気持ちは?

「最低限だけどポイントを取れて良かった。特にメカニックが大きな作業で修理してくれたので、何かしらで恩返しできて良かった。でも、やはり昨日のミスはとても大きかったし、フラストレーションを感じている」

Q: アロンソとの最後の戦いについて、ヒュルケンベルグを後ろに入れてDRSトレインを作らせ、その後ペースを上げたように見えたが、どのような戦略だった?

「そうだね。ヒュルケンベルグがいたから、DRSを使わせてアロンソのオーバーテイクを遅らせようとした。アロンソが僕と同じところで(ヒュルケンベルグを)抜いたのかな。ストレートではなく、そこで抜いた瞬間、そろそろ来るな、と思ったのでペースを上げた。DRSでできるだけタイヤを使わさせられて良かった」

Q: ハードタイヤとミディアムタイヤ、それぞれのロングランの印象は?

「ハードは悪くなかった。もちろん前に車がいてかなりのダーティエアがあったから、そこは結構苦戦した。ミディアムも正直最後まで悪くなかった。もちろん、セーフティカーが少し助けてくれたのはあったが、比較的簡単なコンパウンドだと思う」

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