【F1カナダGP】角田裕毅に10グリッド降格ペナルティ―赤旗中のオーバーテイクで厳罰

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レッドブルF1の角田裕毅が、カナダGPのフリー走行3回目で赤旗中にオスカー・ピアストリを追い抜いたとして、10グリッド降格ペナルティを科せられた。
FP3では、ピアストリが『チャンピオンズ・ウォール』に接触してタイヤがパンク、コース上にデブリが散乱して赤旗が出された。その後、バックストレートで角田がダメージを負ったピアストリを追い抜いた。角田は「デブリに当たることを避けるため、安全上の理由で追い抜いた」と主張したが、FIA審査委員会はこれを却下した。
データによると、追い抜き時にピアストリは86km/h、角田は171km/hで走行していた。審査委員会は「ピアストリに問題があったものの、角田が安全な距離を保って追走することを妨げる速度ではなかった。追い抜く正当な理由はない状況だった」と判定した。
角田には10グリッド降格ペナルティとペナルティポイント2点が科せられた。これにより、予選の結果から10番手後方からのスタートとなる。既にブレーキトラブルでFP3を最下位で終えている角田にとって、さらなる痛手となった。
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赤旗中の追い抜きは重大な違反行為とみなされ、FIAはこれに対して厳しい処罰を与えるのを標準としている。角田にとって厳しい週末となったが、決勝での追い上げに期待したい。
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