角田、カナダGPを前に慎重ながらもポジティブな姿勢

レッドブルの角田裕毅は、RB19と現行のRB21シャシーのセットアップを比較するバック・ツー・バックセッションを含む集中的な分析とテストの期間を経て、慎重ながらも前向にカナダグランプリの開催地であるサーキット・ジル・ヴィルヌーヴに到着した。正確な詳細については口を閉ざしているものの、今週末に成果を上げることを期待する新しいアプローチについてほのめかした。
最近の変更がマシンの限界に対処できるかどうか尋ねられた角田は「見てみよう」と答えた。「いくつかのアイデアがあり、それがうまくいくことを願っている」
スペインでのフラストレーションの溜まる週末の後、角田はRB21をより良く理解し、予選での競争力のある周回タイムに不可欠な更なる自信を得るために追加テストに参加した。「RB19とRB21を全く同じトラックで走らせることで、明確な状況把握ができた」と彼は説明した。「全体的には大きな違いはないが、特定の分野の改善に役立つかもしれないフィードバックを提供した」
物議を醸したフレキシウイング規則変更について、角田はレッドブルへの大きな影響はないと推測している。「大きな違いがあったとは思わない。おそらく今は前側のライドハイトが少し高くなったかもしれないが、それは他の全員と同じ効果だ」と語った。「それが必ずしも物事をより不安定にするわけではない」
縁石への懸念とセットアップの未知数
サーキット・ジル・ヴィルヌーヴはその攻撃的な縁石で知られており、角田のRB21にとって潜在的な挑戦となる可能性がある。しかし彼は早期の判断を下すことを拒否した。「トラックに出るまで分からない。ここの縁石は少し走りやすい。我々が苦戦するとは必ずしも言えないだろう」
マシンを理解することに近づいていると感じるかどうか尋ねられた時、角田は実用的な姿勢を保った。「僕の理解は進んでいるが、完全に理解するには常に時間がかかる。トラック上での実際の走行が学習する最良の方法だ」
「自分がいるべき場所を知っている」
将来を巡る憶測にもかかわらず、角田は自信と集中を維持した。「自分のことを心配しない限り、何が起こるかは分かっている」と角田は語った。「自分自身を知っている。それは心配すべき場所ではない。強く戻ってこられる自信がある」
また、自分が遂げた進歩についても語った。「過去数年間とこのシーズンでも、自分ができることを示してきた。今起こっていることだけの話ではない」
100戦目を反映的なヘルメットデザインで記念
角田はまた、日本の「秋」を代表する紅葉のテーマとカナダの要素を融合させた記念ヘルメットデザインで、個人的なマイルストーンである100回目のグランプリを祝っている。
「それは初シーズンからどれほど遠くまで来たかを思い出させてくれる」と彼は語った。「それは僕のオリジナルヘルメットを元にしていて、クールに見えると思うし、僕の成長を表している」
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