角田裕毅、シンガポールGP決勝後コメント「人生最悪のスタート」

2025年F1シンガポールGP決勝を12位で終えた角田裕毅は、厳しいスタートに見舞われながらも、レースペースの向上を実感していた。週末を通してマシンのグリップに悩まされた角田だったが、ロングランの手応えは良かったと語る。以下は決勝後の質疑応答の全容だ。
Q. ソフトタイヤでのスタート、序盤にピットストップした戦略の狙いは?
「僕がいたポジションでは何かをしなければならなかった。特にこのサーキットはオーバーテイクが本当に難しいことを知っていたので、前のマシンをアンダーカットしようとした」
Q. スタートはかなり難しかった様子だが、振り返って
「人生で最悪のスタート、最悪の1周目の一つだった。1周目に何が起こったのか、いまだに信じられない。1周目のすべてのコーナーで入ろうとしたすべての場所、すべてのスペースで、文字通り誰かにブロックされたり塞がれたりして、入るスペースがなかった。スタートで多くのポジションを失った。確実に史上最悪のスタートだった」
「そこで何をすべきだったのか分からない。もっと良くできたことはあったかもしれないが、一周目でレースが台無しになった感じだ。でも正直に言うと、レースペースはこれまでのキャリアの中でも最高の一つだった。だからこそ残念だ」
Q. フェルスタッペンは多くの不満をこぼしていたが、マシンのフィーリングは?
「やはり少しグリップがなかったけど、持っているマシンで運転するしかない。いつも最高のフィーリングではない。簡単なマシンではないが、マックスと僕とでは違う状況だからね。マックスは優勝争いをしているから。僕は別のところで戦っている」
Q. 今週末から得られるものは?結果も必要だが、競争力の向上や改善の手応えは?
「最もポジティブなのはロングランのペースだ。2レース前は、何をやってもほとんど絶望的なペースで、ほぼP18、P19だったが、今は本当に良いペースで、トップグループに対しても競争力があったと思う」
「今はただアタックでのグリップを引き出さなければならないが、過去2レースでそれに苦労している。なぜかあまりグリップを感じられなかった。1周でのタイムとロングランのペースをすべてまとめることが鍵だと思う。それができれば結果もでると思うので、それが僕の主な目標だ」
Q. 次のオースティンはレッドブルにとって良いサーキットだと思う?
「そう思う、悪くない。マックスが去年どうだったかは分からないが、僕はあのサーキットが好きだ。うまくいけば良い結果になる」
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