周冠宇、フェラーリF1のリザーブドライバーへ

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周冠宇が2025年F1シーズン、アントニオ・ジョビナッツィと共にフェラーリF1のリザーブドライバーを務めることが決定した。

周冠宇は過去3シーズンをキック・ザウバーF1(旧アルファ・ロメオ)のレギュラードライバーとして過ごしたが、アウディ傘下となったチームが2025年のラインナップを更新し、2025年シーズン以降のシートを失うことになった。彼は2026年のグリッド復帰を目指しており、昨年末にはフェラーリF1がリザーブドライバー候補として彼に関心を示していたことを明かしていた。

フェラーリは今回、シャルル・ルクレールと7度の世界チャンピオン、ルイス・ハミルトンのバックアップとして周を起用することを発表。

公式アナウンスの動画で、周冠宇は「世界中のサーキットでファンのみんなに会うのが待ちきれない。そして、全てが始まったこのチームに戻って来れて嬉しいよ。フォルツァ・フェラーリ!」とコメントした。

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この移籍により、約7年ぶりにスクーデリア・フェラーリ・ファミリーに復帰することとなる。周は2014年から2018年までフェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属していて、その後ルノーを経てザウバーでF1デビューを果たしていた。

周はジョビナッツィとリザーブドライバーの役割を分担する。ジョビナッツィも2019年から2021年までの3シーズン、ヒンヴィルを拠点とするザウバーでF1を戦った経験を持つ。その後もフェラーリとの関係を維持し、世界耐久選手権(WEC)では2023年にル・マン24時間レースで優勝を果たすなど、目覚ましい活躍を見せている。

先月バルセロナで2023年型SF-23をドライブしたジョビナッツィは、WECでの活動と並行してマラネロを拠点とするF1チームのリザーブドライバーを務める。

周の加入により、ハミルトンまたはルクレールが走れない状況が生じた場合の対応が強化される。ただし、その場合ハースF1のドライバーであるオリバー・ベアマンが起用される可能性もある。昨シーズン3レースに出場したベアマンは、ハースでF1ルーキーシーズンを迎える準備を進めているが、フェラーリとの長年の関係は維持している。

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周がF1マシンをドライブする機会は、撮影日やテスト、レギュラードライバーがやむ追えず出場できない場合に限定される。68回のレース出場経験があるため、フリー走行への出走でルーキーとしてカウントされる資格はない。

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