ステラ代表「ピアストリに不運がなければ、もっと上を狙えた」
ラスベガスの予選でランド・ノリスがポールポジションを獲得し、マクラーレンには明るい話題があった一方で、アンドレア・ステラ代表はオスカー・ピアストリの不運に肩を落とした。ピアストリは最終アタックで黄旗に阻まれ、安全のためスローダウンせざるを得ず、結果は5番手にとどまった。
ピアストリが影響を受けたのは、シャルル・ルクレールのアクシデントで掲示された黄旗だった。本来なら自己ベスト更新が確実視されていたタイミングでの減速となり、ステラ代表は試合後に状況を振り返った。
ステラ代表は「ここは雨が降ると最も難しいサーキットのひとつだ。路面は滑りやすく、気温も低く、さらに壁も近い。そうした状況を考えれば、大きな混乱なく終わったこと自体が素晴らしいと思う」と前置きしたうえで、こう続けた。

「チームとしてはランドがポールを取ったことは本当に嬉しい。しかしオスカーにとっては残念だった。最後のアタックで黄旗にかかり、あれは彼の最速ラップになるはずだった。もし問題がなければ、3番手は十分に可能だったと思う。ただ細かい部分はこれから確認する」
それでもステラ代表は前向きな姿勢を崩さない。
「5番手スタートでもまだ十分に戦える位置だ。今年の我々のマシンは確実に競争力があるし、これは過去には言えなかったことだが。着実に改善してきた証拠だ。勝負は明日、ポイントがかかる本番。両ドライバーを表彰台に乗せるために全力を尽くす」
ピアストリは予選を通じて力強いペースを見せており、不運さえなければさらに上位を狙えた可能性は高い。決勝で巻き返し、新たなタイトル争いの流れを作れるか注目される。
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