ヴォルフ氏、2024年に5000万ドルを受領も年俸は前年より減額

メルセデスF1チームの最新の財務報告書によると、2024年の年間収益は8億5300万ドルに達し、純利益はF1史上初めて1億5000万ドルを超える1億6100万ドルを記録した。昨季のコンストラクターズランキングでは4位に終わったものの、商業的には前例のない成功を収めた格好だ。

報告書によれば、チームのオーナー3名には合計1億3400万ドルの配当金が支払われた。このうち、チーム代表兼共同オーナーであるトト・ヴォルフ氏は5000万ドル超を受け取ったと見られている。ヴォルフ氏の年俸は、厳密に言えば2023年の800万ドルから2024年には600万ドルへと減額されたものの、配当によって総収入は依然としてF1界でもトップクラスを維持している。

このチームはまた、世界のテレビ放映シェア15.2％を占め、ブランドパートナーの広告価値として約57億ドル相当を創出したことも明らかになった。

しかし、これらの数字はあくまで氷山の一角にすぎない。ヴォルフ氏の年間報酬は、メルセデスF1チームの成功のごく一部を示すものだ。チームが発行した全58ページの財務結果報告書によると、ヴォルフ氏はメルセデスとの間でユニークな株式保有契約を結んでおり、その契約を通じて推定20億ドル規模の個人資産を築いたとされる。

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