アリソン、アントネッリを「本物だ」と評価
キミ・アントネッリは、メルセデスでのF1テスト走行に続き、テクニカルディレクターであるジェイムズ・アリソンから絶賛された。
17歳のアントネッリは、イタリアとドイツのF4、中東とヨーロッパのフォーミュラ・リージョナル選手権で連続タイトルを獲得するなど、モータースポーツの階段を駆け上がり、今年F2に抜擢された。
2019年からメルセデスの支援を受けている彼は、最近、F1マシンでその実力を発揮する機会を与えられ、オーストリアでチームの2021年仕様のマシンでデビュー走行を行い、特別な順応プログラムを開始した。
その後、エミリア・ロマーニャグランプリに先立ち、イモラで2022年型メルセデスを走らせ、そこでジェイムズ・アリソンがそれまでのアントネッリの取り組みを評価した。
「彼は今まで走ったセッションで間違いなく皆を感心させた」とアリソンは述べた。
「彼はF1マシンに乗ったことがなかったのに、1周か2周で乗れているように見えた」
「これは決まり文句かもしれないが、彼は速くて、安定していて、ミスをしなかった。若者は印象づけようとしすぎてスピンしたり、逆にスピンすることを恐れすぎて本当の実力を発揮できなかったりすることが多い」
「キミは自然とその適切なグルーブに収まり、マシンの感触について適切な意見を述べながら、本当に足を踏み外すことなく走っていたので、本物のように見えた」
F2への急速な昇格とルーキーシーズンが始まったばかりにもかかわらず、アントネッリは、ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍決定に伴う2025年のメルセデスの空いたシートとの関連が大きく取り沙汰されている名前の一つだ。
10代の彼が指名されるかどうかは不明だが、チームメイトのジョージ・ラッセルは、一緒にレースをする相手として「誰でも歓迎する」と主張し、メルセデスの新星について前向きな言葉を述べた。
「キミは素晴らしいドライバーだと思う。今年はF2に出場しているが、将来はF1ドライバーになることは間違いない」とラッセルは語った。
「彼は僕と同じように、チームでジュニアドライバーとしてランクを上げてきた。だから、メルセデスにとって未来を築く素晴らしい機会になると思う」
アントネッリは、予定されている14ラウンド中5ラウンドを終えて、10レース中7レースで入賞。
メルボルン、イモラ、モナコでは4位という最高成績を収めており、F2ランキングで6位につけている。
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