アロンソ、ストロールとの関係性について語る

ランス・ストロールとのとてもユニークな関係について明かしたフェルナンド・アロンソ。2023年F1シーズンの浮き沈みを乗り越えたチームメイトの貢献を称賛した。

アストンマーティンF1にとって複雑な結果に終わった2023年シーズン。レッドブルに最も近い挑戦者として好調なスタートを切るも、シーズン中盤には後退してしまった。

その後、復調の兆しも見えたが、挽回には至らなかった。最終的にコンストラクターズ選手権では5位に終わった。

フェルナンド・アロンソ(左)とランス・ストロール(右)

今までのどのチームメイトよりも「ユニークな良い関係」

チームとしての浮き沈みはあったものの、ストロールとは常にうまくいっていると語ったアロンソ。チーム内に良好なコミュニケーションレベルがあると示唆する。

「とてもいい関係を築けている。これまで僕がいたどのチームにも、現在の他のチームにもない、ユニークな関係だと思う。」

「それに僕たちはよく話をするんだ。毎週、ファクトリーやレース、電話などで連絡を取り合っている。二人とも同じ方向を見て沢山のことを共有するようにしている。」

アロンソは特に、2023年にストロールが困難な時期にどのように対処したかに感心したという。25歳のストロールはシーズンが始まる前に自転車事故で負傷。プレシーズンテストを欠席せざるを得なかった。復帰後は開幕戦のバーレーンGPでは6位入賞を果たしポイントを獲得。しかし、シーズン中盤からはアロンソよりも苦労した様子であった。

「彼は今年、いくつかの困難を経験している。」 と続けたアロンソ。「マシンの挙動が少しずつ変わってきて、僕よりも少し苦戦していたんだ。ただ、今はマシンにいくつかの修正が加えられたから、彼も元の良い状態に戻ったはずだ。」

コミットメントとモチベーションに驚き

「アップダウンの激しい中、彼の献身的な態度とモチベーションを保っていることは素晴らしかったよ。シーズン序盤は手の骨折に悩まされ、シーズン中盤でも困難な状況が続いたが、彼はすべてを元の調子に戻すと決意を固めていた。メキシコ、そしてブラジルでのレース、ベガスでのレースを経て、最終的にそれを成し遂げた。」

「正直なところ、彼のコミットメントとモチベーションの高さには驚かされたし、これはチームにとって本当に素晴らしいことだ。」

アロンソとストロールは2024年にチームメイトとして2年目のシーズンを迎える。アストンマーティンは2月12日シルバーストンにて新マシンの発表を予定している。

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