アルピーヌ、今後の展開について正確なスケジュールは未定

アルピーヌのチーム代表であるブルーノ・ファミンは、A524に次のアップデートを導入できるタイミングはまだわからないと認めているが、エンストンの全員が年末までにパフォーマンスを向上させるために懸命に取り組んでいると語った。

アルピーヌは、2024年シーズン開幕以来年初、エステバン・オコンのマイアミでの10位入賞とピエール・ガスリーのモナコでの10位入賞によるわずか2ポイントしか獲得していない。

A524はシーズン開幕以来、特に重量を減らすことを目的としたアップグレードのおかげで、大きく進化してきた。
これらの改良は、予定よりも1レース早く中国でオコンのマシンに最初に導入。
これは、エンストンの人間が舞台裏で休みなく働いていることを証明している。

しかし、これらのアップグレードにもかかわらず、アルピーヌA524は純粋なパフォーマンスの面ではまだ大きく遅れている。
ブルーノ・ファミンに、これらの新しいパーツの到着以降のチームの結果についてどう思うか尋ねると、ファミンは次のように答えた。
「私が満足しているのは、チームの反応だ。マシンは皆がシーズン序盤に見たものだが、最小重量に戻るために予定よりも早く改良を加えることができた。そしてそれは非常に良いことだ」

「今、私たちはこのマシンの開発の第2段階に移行しなければならない。そして、それが私たちがしていることだ。私たちはなぜそのような状況にあったのかを理解するために多くの努力をしてきた」

「私たちは改良を計画し、それらをマシンに導入した。そして、それらは予想通りに機能した。これは良いことで、予定よりも早く導入することが出来た。これも良かった。今こそ、状況を少し見直し、将来のアップグレードを全く異なる方法で準備する必要がある」

「これは、私たちがエンストンで持っているプロセスの一部であり、企業をより機敏に、より効率的に、そして本当にパフォーマンス重視にするために、考え方を変えて働き方を見直さなければならない部分だ」

「2週間前からデビッド・サンチェスが加入したことで、チーム、そしてマシンの開発のための非常に明確な方向性を定めているので、もっと早く進めることができると思う」

「しかし今のところ、次の大幅なアップグレードをいつ持ち込めるかを言うのは少し早すぎる」

デビッド・サンチェスがチームのパフォーマンスに直ちに影響を与えることができると思うかと尋ねられたブルーノ・ファミンは、次のように答えた。
「マシンのパフォーマンスに魔法はないと思う」

「しかし、彼（サンチェス）は、全員の道を開き、このマシンと次のマシンを開発するために従うべき明確な立場を定めることで、チームの心構えに直ちに影響を与えている」

カナダグランプリを前に、アルピーヌは、ウィリアムズと同点で、コンストラクターズランキングの9位につけている。

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