アントネッリ、メルセデスでのF1テストで大きな印象を残す
メルセデスのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンは、若手のアンドレア・キミ・アントネッリが4月にオーストリアでメルセデスと行ったテストで「メトロノーム(機械的)なペース」を示したと語った。
メルセデスのジュニアドライバーであるキミ・アントネリは今年、F1マシンを初めて体験。
オーストリアのレッドブルリンクで2日間のテストを行い、メルセデスW12で約500kmを走行した。
イモラで金曜日にアントネッリのテストについて質問を受けたジェームス・アリソンは、メルセデスのエンジニアたちがアントネッリを称賛していたと述べた。
「彼は熱心な若手ドライバーで、非常に速く、メトロノームのようなペースを持っている」
「最近までF1マシンに乗ったことがなかったのに、1周か2周で長年乗っていたような印象を与えた」
「彼は物事をありのままに受け止め、長所と短所だと感じたことを教えてくれる。そして、エンジニアたちに改善点を見つけるために働かせる。彼は非常に有望な若手ドライバーだ」とアリソンは付け加えた。
噂では、アントネッリファミリーと親交のあるトト・ヴォルフが、ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍によって生まれた空きのシートを埋めるために、来年、ジョージ・ラッセルとともにメルセデスにアントネッリを起用する可能性があるとされている。
しかし、トト・ヴォルフは最近、アンドレア・キミ・アントネッリはまだ17歳に過ぎず、ドライバーとして成長するためにさらに多くのことを学ぶ必要があると述べた。
「私はおそらく、キミ(アントネッリ)について話しすぎてしまった。彼はまだ17歳で、F3に飛び込み、F2に行こうとしている。彼にはまだもっと多くのことを学ぶ必要がある」と、トト・ヴォルフは3月に述べていた。
「すべてが予定通りに進めば、来年なのか、私たち(メルセデス)なのか他のチームなのかはわからないが、成長することができるんだ」
「ルイス(ハミルトン)の(2025年にメルセデスを去ってフェラーリに移籍する)決断はあまりにも早すぎた。だから、私はまったく逆のことをしたい。シーズンがどのように進むか、ドライバー市場がどのように変化するかを見守り、シーズン後半に決断を下したいと思う」
トト・ヴォルフが急ぐつもりがないのは、2024年にそれぞれのチームとの契約の最終年を迎えている多数のドライバーがいるため、選択肢には事欠かないからだろう。
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