ローレンス・ストロール、アストンマーティンF1売却の噂の真相とは

Lance Stroll Car Singapore GP

F1のパドックでは常に様々な噂が絶えない。カタールGPのパドックでは『アストンマーティンのオーナー、ローレンス・ストロールはチームをサウジアラビアの政府基金に売却するのではないか』という噂で持ちきりの様子だ。

サウジアラビア国有石油会社であるアラムコは既に、アストンマーティンF1のメインスポンサーであるが、この売買の交渉は政府基金に受け渡しされるとのこと。この政府基金はF1をサウジアラビア国内で推進するために立ち上げられ、チームの購入に至った場合、購入金額は8億ユーロ(約1266億円)を下回ることはないとされている。

ローレンス・ストロールの息子でありドライバーを務めるランス・ストロール

アストンマーティンF1チームの公式広報担当は何も知らないとし、「ローレンス・ストロール氏は『売却はあり得ない』と明確に述べた」と話し、続けて「F1の人気は絶頂にあり、チームの価値は常に大きくなっている。売買については何も予定されていない」と公言した。

ローレンス・ストロール本人も「今の所、売却は予定していない。しかし、購入のオファーがあったことは確かだ。もちろん、F1はとても人気のあるスポーツなのでね。」と語っている。

ファンにサインをするランス・ストロール

この噂には、ローレンス・ストロールの息子でありドライバーを務めるランス・ストロールにも原因があるとされている。チームメイトでありベテランドライバーのフェルナンド・アロンソが174 ポイントを獲得しドライバーズランキングで4位を記録する中、ストロールは今シーズン47ポイントのみの獲得となっている。それに加え、シンガポールGPでは予選中に大きなクラッシュを起こし、レースへの参加を断念することとなった。ストロールの母であるクレア・アン・ストロールは、度重なるランスの事故を見かね、息子がF1を引退するようにプレッシャーをかけているのではないか、とパドックでは噂されている。

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