【オーストリアGP】レッドブルF1、フェルスタッペン「大事なところは抑えた」一方ペレスは予選を悔やむ結果に
マックス・フェルスタッペン、現ダブルワールドチャンピオンは、4回連続のポールポジションを獲得したが、オーストリアGPの予選セッションは決して簡単なものではなかったと認めた。
フェルスタッペンは、Q1とQ2でトラックリミットを超えたとみなされてラップタイムを落としたが、いずれも巻き返して無事にポールシュートアウトを突破し、Q3ではグリッドの先頭へ突撃した。
最終タイムは1分04秒391で、フェラーリのライバル、シャルル・ルクレールとはたった0.1秒の差となった。レッドブルのドライバーは、1番手に上がるまでにリスクと報酬のバランスをとるべきだったと認めた。
「私を含め全員にとってトラックリミットの問題があったため、簡単な予選ではなかったと思う。」とフェルスタッペンは語った。
「しかし、僕らは重要なときにラップを投入できたと思う。」
「このあたりのQ3は常にトリッキーだ。どこでも白線の限界を押し上げることでラップタイムを少し稼げるとはわかっているが、ラップタイムがキャンセルされるリスクもある。すべてのマージンを見つけることができたと思う。」
「これほど短いラップでは、全員かなり接近することは分かっているだろう?しかし、我々は先を行っており、もちろんそれが最も重要だ。」
土曜のスプリントシュートアウトとスプリントレースを見据えて、フェルスタッペンはこう続けた。
「明日はまた全く違う日になるが、天気がどうなるかわからない。」
「これからはまだ長い週末が待っており、うまくいくこともあれば、いかないこともある。なので今日一日をただ受け入れて、満足するつもりだ。もちろん日曜日には素晴らしいことだが、明日は全く違う日になるだろう。」
ガレージの反対側では、ペレスはQ2の3周すべてをトラックリミットで落としたため、4週連続でQ3に到達できなかった。つまり、15番手に並ぶ選手は、レース当日にまたダメージ制限に直面することになる。
「少し混乱したが、ターン10に差し掛かっているというフィードバックをもらったら、すべてがクリアになった。良いラップを走っていたが、最終ラップで突然、(アレックス・)アルボンを見つけた。」とペレスは説明した。
「ただ真っすぐに進んで、止まれなかった。直線で行っただけで、10分の1秒、もしくはそれ以上の時間を失ったと思うが、スチュワードは私がブロックされたとは考えなかっただろう。」
また、「私がコントロールできることはたくさんあったが、これはどうしようもないことだった。残念ながら今回は良いラップを刻んでいたのに、突然ブロックされてペナルティを受けることになる。」と付け加えた。