ルクレール「ルールはルール」オースティンの失格を受け入れ、メキシコシティGPに照準を合わせる

フェラーリのシャルル・ルクレールは、自身とルイス・ハミルトンのマシンにレギュレーション違反が見つかったアメリカGPでの失格を “完全にフェア “だったとしている。

オースティンで行われたレースはルクレールにとって厳しいものとなり、ポールポジションから6番手まで後退した。その後、ルクレールは1ストップ戦略をとったことが “間違い”だったと指摘し、チームはなぜこのプランの予測が外れたのかを理解する必要があると語った。

しかし、レース後のFIAテクニカルチームによる検査で、ルクレールとハミルトンが同じ理由で失格となった。

金曜日の予選の前、各チームがセットアップを固めるための練習走行が1回しかないスプリント形式の週末に、このような事態が発生した。

メキシコGPを前に、フェラーリがこのようなシナリオを二度と起こさないようにするためにどうする必要があるのかを尋ねられたルクレールは次のように答えた。

「答えるのが難しい質問だ。特にスプリントの週末では、予選の前に1セッションしかない。」

「クルマはまったくタッチしていなかったし、明らかに燃料が多かった。」

「しかし、ルールはルールであり、これは公平な結果だ。それがレースだ。今は、この事態を予測するために何ができたかを理解し、それに取り組む必要がある。FP1ではどこにも接触した形跡がなかったから、このような状況では非常に難しいことだけれどね。」

しかしながら、フェラーリはオースティンでメルセデスを上回る結果となった。コンストラクターズランキングで2位争いを続ける両チームだが、ルクレールは、週末のメキシコGPでメルセデスを打ち負かすことを期待している。

「ここで彼らに勝つことが間違いなく目標だ。」とルクレールは語った。

「シーズン終盤まで彼らとの戦いが続くのは明らかだが、シーズンが終わる頃には彼らの前にいる必要がある。それがターゲットだ。」

ドライバーズランキングで7位に後退してしまっているルクレールだが、もしポールポジションを獲得すれば、2度のワールドチャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソが持つポールポジション数に並ぶことになる。

アロンソのレースを見て育ってきたルクレールにとって、このような記録は不思議な感じがするかと尋ねると、ルクレールはその偉業を認めつつも、ポールポジションを獲得することよりもグランプリで勝つことに重点を置いていることを認めた。

「ポールポジションをたくさん獲得できたのは素晴らしいことだが、今のところ、僕にとって最も重要な日曜日に勝てていないんだ。」

「まだやるべきことはたくさんある。土曜日の予選でポールポジションを獲得するのは素晴らしいことだ。自分が良い仕事が出来ている気分になれるからね。でも日曜日のために僕たちにはまだやるべきことがたくさんある。だから、ポールポジション数は僕を満足させるようなものではないよ。」

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