クリスチャン・ホーナー、ニューウェイの離脱を悲しむ
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、レッドブルのテクニカル部門を約20年にわたって率いてきたエイドリアン・ニューウェイがチームを去る決断を下したことについて、より詳しく語った。
エイドリアン・ニューウェイは2006年シーズン直前にレッドブルに加入。
過去19年間のチームの様々な成功において重要な役割を果たしてきた。
彼の設計したマシンで、これまでに6回のコンストラクターズタイトルと7回のドライバーズタイトルを獲得した。
ミルトンキーンズで19年を過ごした後、エイドリアン・ニューウェイが職を離れることを決めた理由について尋ねられたクリスチャン・ホーナーは、次のように答えた。
「彼はこの30年間、懸命に働いてきた…ウィリアムズで7年、マクラーレンで7年、そして我々と20年過ごした」
「彼はチームが非常に良好な状態にあり、私たちは非常に高いレベルでプレーしていると考えている。そして、彼は今こそ離れる権利があり、少し自分の為の時間を取ろうと考えているんだ」
クリスチャン・ホーナーは、現在のテクニカルチームはニューウェイの離脱にもかかわらず問題なく働くことができると強調。
だがエイドリアン・ニューウェイの存在が、チームにとって大きいことも認めた。
「彼は素晴らしいエンジニアだ」とホーナーは続けた。
「彼はいつも最後の最後までパフォーマンスを求めている…彼は挑戦し、限界を押し上げることが出来る」
「何よりも、私が恋しく思うのは仲間意識だ。私たちは多くの浮き沈みを共有してきた。そして、彼はその間ずっとピットウォールで私の隣に座っていた。その過程で117回の勝利とかなりの数のタイトルを手にした」
ホーナーはまた、「ホーナー事件」をめぐるレッドブル内の緊張がニューウェイの離脱決定に関連しているのではないかという話を否定した。
「私は、これはかなり前からのことだと思う」とホーナーは主張した。
「約12ヶ月前に、エイドリアンが一歩下がることを検討する時期かもしれないという議論があった。だから、私は彼がしばらく前からこのことを考えていたことを知っている。これは私たちが計画しなければならなかったことなんだ」
「そして、この2シーズンで私たちが経験した形、チームのパフォーマンスを考えると、去るにはこれ以上のタイミングはないだろう。彼はチームから去るが、会社を離れるのではなく、私たちが最高の状態にある時にF1から離れるのだ」
「彼が去るのは非常に悲しいことだ。彼はこの20年間、私たちのチームの大きな部分だった」
ニューウェイの名前がフェラーリやアストンマーティンを含む多くのチームと関連付けられていることから、彼が次にどこに行くのかについて、ホーナーは再びニューウェイが最初に休息を取ることを切望していることを強調した。
「私は、彼には少し自由な時間を持ち、妻や家族と過ごす時間を持つ権利があると思う。そして、それが彼が本当にやりたいことなんだ」
「エイドリアンはこれまで規則の変更を嫌っていたが、2026年はシャシーとエンジンの両方の規則が変更されるという点でユニークだ。しかし、コストキャップと私たちが持っているリソースの制限により、世界は全く異なっている」
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