デイモン・ヒル、ブリアトーレのF1復帰を懸念

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元F1世界チャンピオンのデイモン・ヒルは、フラビオ・ブリアトーレのF1パドックへの復帰を良く思っていないようだ。ブリアトーレは今年、アルピーヌで、エグゼクティブアドバイザーとして復帰することがつい最近発表された。

アルピーヌは先週末、スペイングランプリの前日にフラビオ・ブリアトーレのエグゼクティブアドバイザーとしての復帰を発表。ブリアトーレは、2000年代半ばにルノーF1チーム(現アルピーヌ)を率いていたが、2008年のシンガポールでの有名な「クラッシュゲート事件」の後、F1から追放され、2009年に職を離れた。

それ以来、フラビオ・ブリアトーレは長年自身のビジネスに専念していたが、アルピーヌがこのエグゼクティブアドバイザーの職を提案するまで、F1のコンサルタントとしてトップカテゴリーに足を踏み入れていた。

ブリアトーレのF1復帰はすでに多くの議論を呼んでいるが、アルピーヌのチーム代表であるブルーノ・ファミンは、チームが未来に集中しており、ブリアトーレの物議を醸す過去は関係ないと強調している。

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「彼は40年間F1で経験を積んできた人物だ。勝利するチームの運営方法を知っている。彼には素晴らしい実績があり、多くの世界タイトルを持っている。そして、その経験と闘争心をチームにもたらすだろう」 とファミンはバルセロナでブリアトーレについて述べた。

「彼はチームにアドバイスをする。もちろん、我々は一緒に働く。彼はグループCEO (ルカ・デメオ) のアドバイザーだが、チームにアドバイスをし、我々は常に一緒に作業し、議論する」

「私は常に未来を見据えている。チームを改善するために最善を尽くす。それが本当に我々の目標だ」

「フラビオをアドバイザーとして迎えることで、彼の経験を得て、我々を助けてもらう機会が得られると考えている。彼はF1の非常に高いレベルの知識を持っている。多くの人々を知っており、確実に我々がチームをより速く、より良く発展させるのを助けてくれるはずだ。それだけだ」

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フラビオ・ブリアトーレがシンガポールの有名なクラッシュゲート後に謝罪や後悔の念を表明したことがないと指摘されると、ファミンは付け加えた。「私は前を向いている。後ろは見ない」

アルピーヌ側ではブリアトーレの雇用に問題を感じていないものの、デイモン・ヒルのように、ブリアトーレのF1パドックへの復帰を良くないニュースと考える人もいる。

「ブリアトーレの復帰は信じられないほど困惑する。私はとても失望している」 とデイモン・ヒルはガゼッタ・デロ・スポルトに語った。

「みんなフラビオにはこのスポーツで素晴らしいアイデアの歴史があると言うが、彼は何をもたらすか?これがアルピーヌが将来望むことなのか?彼は若くないが、おそらくチームがより大胆な決断を下すよう励ましたり、自信を与えたりするだろう」

「それがまさに重要なポイントだ。アルピーヌは自力で何とかしなければならない。おそらく彼らにはブリアトーレのような人物が必要で、彼らの代わりに決断を下し、彼らはルノーに関するすべての問題から手を引くことになるだろう」

「フラビオは常に物事を先取りすることに成功してきた。彼はルールを気にしない。そのため彼はトラブルに巻き込まれた。それが常に彼やり方だったが、おそらく他の人よりも少し簡単に問題を見抜いていたと思う」

「この状況は心配だ。我々はすでに悪い出来事を解決しようとしてきた。そして、後味が悪くなるような不正の世界に戻りたくはない」

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