リカルド「アルファタウリはもはやジュニアチームではない」
ダニエル・リカルドは、2人の経験の有るドライバーと新たなチームアイデンティティと共に2024年に臨むアルファタウリは、「もうジュニアチームではない」と語る。
史上もっとも経験のあるドライバーラインナップで臨む2024年
リカルドと角田裕毅の2人は、2006年にトロ・ロッソとして初シーズンを迎えて以来、チームにとって最も経験豊富なドライバーラインアップとなる。
オーナーのレッドブルは、ピーター・バイエルCEOとローラン・メキースチーム代表の新経営陣のもと、アルファタウリをグリッド上位に引き上げるというコミットメントを改めて認めた。
新しいチーム名とタイトルスポンサーは、数日後にFIAが来年の世界選手権の公式エントリーリストを明らかにした後に発表される予定だ。
「僕たちは正しい方向に進んでいると感じている」とリカルド。「本当に、僕がチームにフィードバックした全ての事に関して、チームはそれを実現させたり、うまく機能させたりするためにベストを尽くしてくれていると感じている。」
「身内を贔屓したくはないんだけど、彼らはとてもいいマインドセットを持っているよ。僕たちは皆、正しい場所で出会い、未来を見据えているような気がする。彼らは僕が持っている経験を大切にしてくれていると思うし、それは前に進む上で本当に重要なことだと思う。」
「このチームはもうジュニアチームではない。そして、来年に向けて多くのプランがある中で、サーキットでそれを証明し、ここ数戦のようにもっと多くのポイントを獲得できることを願っている。」
チームの変化にも前向き
リカルドは、アメリカの新スポンサーがチームの新しいアイデンティティの一部となるなど、チームの変化に明るい表情を見せている。
「僕にとっては、本当にエキサイティングなことがたくさんある。僕がキャリアの中でこの段階をどのように過ごしてきたかと同じように、チームもまた再構築しているんだ。だから、みんな似たような道を歩んでいるって事だね。」
「自信に満ち溢れているよ。裕毅のシーズンは、かなりステップアップして、彼の力を証明するものになったと思う。」
「チームも僕を信頼してくれていると思うし、マクラーレンのドライバーとしての結果ではなく、レッドブルのドライバーとして見てくれているんだ!だから、僕らはみんないい状況だね。」
7位争いは「ボーナスステージ」だった
2023年のランキング7位争いでウィリアムズに敗れたアルファタウリだが、リカルドは今年前半戦の順位が低かったことを考えれば、それほど大きな痛手ではなかったと言う。
「シーズン前半は正直あまりポジティブではなかった。でも、チームの立て直し方、アップデートの仕方、そして裕毅と自分がお互いを少しずつ押し上げたことで、チームにとってプラスになったと思う。」
「だから、来年に向けてチームが期待できることはたくさんあると思う。もちろん、7位だったら良かったけれど、数レース前までどうやって10位にならないかを考えていたんだ。」
「だから7位はボーナスのようなもので、来年に向けてより上位で戦うための布石になったと思う。」
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