ウィリアムズ、ドライバー交代を発表
数時間前から噂が流れていたが、遂に発表されてしまった。ウィリアムズは2024年シーズンの残りの期間、ローガン・サージェントに代わってフランコ・コラピントを起用することを決定した。
コラピントは即時効力を持ってウィリアムズのドライバーとしてサージェントに代わる。つまり、コラピントは今週末のイタリアGPからデビューする。彼はF1で23年ぶりのアルゼンチン人ドライバーとなり、同胞のカルロス・ロイテマンに続いてウィリアムズで2人目のアルゼンチン人ドライバーだ。
コラピントは次のように述べた。
「ウィリアムズでF1デビューを飾るのは光栄だ。夢のようなものだよ」
「このチームには信じられないほどの歴史があり、トップに返り咲くというミッションがある。そのミッションの一部となれることを楽しみにしている。シーズン半ばでF1に参戦するのは大きなチャレンジになるだろうけど、僕はこの挑戦に立ち向かう準備ができている。アレックス(アルボン)やチームと可能な限り懸命に取り組み、成功させることに全力を注いでいく」
ウィリアムズがシーズン途中でローガン・サージェントと別れを告げる決定をしたのは、サージェントが約2年間で説得力のある結果を出せなかったためだという。特にパフォーマンスの欠如と数多くのクラッシュ – 最後のものは先週末のザントフォールトでのものだった。
ウィリアムズのチーム代表であるジェームス・ボウルズは次のように説明した。
「シーズン途中でドライバーを交代するのは軽々しく下した決定ではないが、これによってウィリアムズはシーズン残りのレースでポイントを争う最高のチャンスを得られると考えている」
「私たちはクルマに重要なアップグレードを施したばかりで、非常に接戦の中団争いの中では、ポイントを獲得する機会を最大限に活用する必要がある」
「また、ウィリアムズレーシングドライバーアカデミーの若手ドライバーに投資することも重要だと考えており、フランコにはシーズン残り9戦で自身の能力を示す素晴らしい機会がある」
「ローガンにとっては間違いなく非常に困難な状況だが、彼はウィリアムズでの滞在中、持てる全てを注いでくれた。彼の懸命な努力と前向きな姿勢に感謝したい」
「ローガンは才能あるドライバーであり、今後もドライバーとしてのキャリアを続けられるよう支援する。フランコには大きなスピードと膨大な可能性があることを知っている。彼がF1で何ができるか楽しみだ」
コラピントについて:フランコ・コラピントはウィリアムズレーシングドライバーアカデミーのメンバーで、今年のイギリスGPでFW46のFP1デビューを果たした。今年のF2シーズンでは、イモラで勝利を収め、バルセロナとオーストリアのメインレースで表彰台に立ち、さらに7回のポイント獲得フィニッシュを記録している。
今週末にモンツァで予定されているイタリアGPを前に、ウィリアムズはコンストラクターズランキングで下から2番目の位置にあり、キック・ザウバーに4ポイント差をつけている。
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