【ハンガリーGP】ハミルトン、スタート直後の後退は「重要ではなかった」
ルイス・ハミルトンは、最初のラップで1位から4位に順位を落としたにもかかわらず、どちらにしてもメルセデスには勝利を争うだけのペースがなかったと語った。
ハミルトンは、ハンガロリンクでの素晴らしい予選パフォーマンスで一年半に及ぶポールポジションの低迷に終止符を打ったが、ライバルであるレッドブルのマックス・フェルスタッペン、そしてマクラレーンのオスカー・ピアストリとランド・ノリスに敗れた。
レースの展開に合わせて何とかピアストリを追い抜いたものの、同じくレッドブルのセルジオ・ペレスが9位から3位に浮上したため、ハミルトンは4位でチェッカーフラッグを受けた。
決勝と自身のスタートを振り返り、ハミルトンはこう語る。「スタート直後に後退してしまった。目標に到達するつもりが、ホイールスピンを起こしてしまい、その後ターン2までずっと攻められていた。」
「どちらにせよ、(スタート直後の後退は)あまり重要ではない。とにかく、彼ら(レッドブルとマクラーレン)とやり合うだけのペースはなかった。」
力強い最終スティントを見せ、3位ペレスとの差を縮めたが、彼はこう続けた。「何らかの理由で、全体的にペースが足りなかった。」
「終わりに向かって改善したが、それでもまだ厳しかった。セルジオに追いつくことはできない、少なくともレッドブルを追い抜くことはできないだろうということは分かっていた。なぜなら彼らは明らかに速すぎるからだ。」
「人は生き、そして学ぶ。昨日は良い日だったので、ポジティブに捉えていきたい。しかし、現時点では勝利までは程遠い。」
もう1台のメルセデス勢では、ジョージ・ラッセルがQ1での衝撃的な敗退から立ち直って7位でフィニッシュ、さらにフェラーリのシャルル・ルクレールが5秒のタイムペナルティを受けたことで6位に浮上した。