【ハンガリーGP】ハミルトン、「ジェットコースターに乗ったような経験」
ルイス・ハミルトンは、土曜日のハンガロリンクにてポールポジションを獲得する怒涛のパフォーマンスで1年半ぶりに予選タイムシートのトップに返り咲いたことに満足感を表している。
2021年のサウジアラビアGPで最後にポールポジションを獲得したメルセデスのドライバー、ハミルトンは、ピレリの代替タイヤ配分フォーマットを習得してQ3に進出し、最後の試みでレッドブルのライバル、マックス・フェルスタッペンからトップの座を奪った。
グランドエフェクト時代のメルセデスのパフォーマンス苦戦のさなかの不振に終止符を打ったと同時に、この記録はブダペストの会場でハミルトンにとって9回目のポールポジションを記録し、7度の世界チャンピオンの輝かしいキャリアの中で104回目のポールポジションを獲得、歴代ランキングでのリードをさらに広げた。
カーから降りた後、息が切れていたのか、それとも単に結果に興奮しているのかと問われたハミルトンは、「両方だと思う」と答えた。「波乱の1年半だったので、マシンの中で叫びすぎて声が出なくなってしまったのだが、その感覚は驚くべきものだ。」
「チームは懸命に働いてくれたので、ここにいられることにとても感謝している。今回はずっと無理をしてきたので、やっとポールを獲得するのは初めてのような気がする。」
「まさか今日はポールポジションを争うことになるとは思わなかったので、最後の走行に全力を尽くした。何も悔いは残らなかった。」
ハミルトンは自分とメルセデスがトップに戻るまでの道のりを振り返り、次のように付け加えた。「チームの全員にとって、大規模な挑戦だった。大きな、大きなジェットコースターに乗っているような浮き沈みがあった。」
「しかし、誰一人して信用を失ったものはいない。我々は皆、ただ団結している。我々はマシンを正しい方向に導くことに注力している。今日はターン4 と11で他と比べてタイムロスしていたので、ただ進んでコースに留まることを願った。」
「まだ大変だし、これからも厳しい状況が続くだろうけれど、これが我々が正しい軌道に乗っていることを示し、我々が推し進め続ければ、達成できると思う。」
ハミルトンは現在、自身の104回目のポールポジションをF1キャリアの104回目の優勝に変えることに集中している。彼の最後の勝利も2021年にジェッダ・コーニッシュ・サーキットで達成されたものだ。
「今夜眠れるかどうか、徹底する必要がある」と彼はコメントし、レースに注意を向けた。「明日は可能な限り全力で学ぶと思う。私たちはそれを明日、チームとしてゲームに持っていく。」
「この2人(フェルスタッペンとノリス)と戦うのは難しいだろう。ランドは素晴らしい仕事をしており、マクラーレンが上位で戦っているのを見るのは素晴らしいことだった。そしてマックス、彼はいつも上位にいて、いつも自分のやるべきことをやっている。」
ハミルトンが予選でスターとなった一方、チームメイトのジョージ・ラッセルは、コースポジションを見つけて走行を終えるドライバーたちのトラフィックに苦労し、Q1で18位で劇的に順位を落とした。
セッション後、ラッセルは次のように語った。「マシンがどれだけ速かったかは分かっていたし、フロントローを争うことになることも分かっていたが、明らかにルイスは素晴らしい仕事をしてくれた。」
「マシンは本当に速かったのに、最後のラップでトラックのポジショニングが完全に台無しになってしまったので、自分たちのポジションから外れてしまったのは本当に残念だ。言うことはない、しかし我々はこのようなミスをすることはめったにないし、今日は本当に辛い結果になってしまったので、残念だ。」