ホーナー、ペレス引退説を否定「セルジオはチームと素晴らしい関係を築いている」
レッドブルのセルジオ・ペレスがホームレースとなるメキシコGPに参戦することは、常に注目されていた。しかし、今週末のエルマノス・ロドリゲス・サーキットで衝撃的な引退発表を行うという噂話も含め、ペレスをめぐるうわさはかなり活発に出回っており、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーがペレスに関する憶測を封じるために動いた。
チームメイトのマックス・フェルスタッペンがカタールでチャンピオンに輝き、ペレスは現段階で266ポイント差をつけられている。
金曜日にメキシコシティで行われたFP1では3番手、FP2では5番手だったペレスにとって、ホームでの勝利は士気を高める良い機会になるかと尋ねられたホーナーは、次のように答えた。
「もちろんだ。彼は先週末のオースティンでいいレースをしたし、その調子を今週末に持ち込めるといいね。彼は(FP1で)好スタートを切ったし、ここでは多くのホームサポーターに支えられている。」
最近のペレスにまつわる噂には、フェルスタッペンとの軋轢、今年(おそらく今週末にも)引退を表明するのではないか、レッドブルの2024年までのシートは完全に確約されているものでない、といったものがある中で、メルセデスのルイス・ハミルトンは木曜日に『Fox Sports』で、レッドブルが現在ペレスを十分にサポートしているとは思えないとコメントしたと報じられた。
しかし、ホーナーは、ハミルトンが『Sky Italy』に語った、フェルスタッペンよりもタフなチームメイトと向き合ってきたというコメントにも言及しているようだ。
「まず第一に、引退の計画はまったくない!」
「ほんの数週間前までマックスのチームメイトの正当性を疑っていたルイスが、これほどまでにペレスに気を遣っているのはとてもいいことだ。でもね、このパドックには常に噂が流れているんだ。」
「セルジオはチームと素晴らしい関係を築いているし、チームメイトとも強い絆で結ばれている。僕たちは彼がチャンピオンシップ2番手を獲得するところが見たいと思っている。ワンツーでチャンピオンシップを終えるのは達成したことがないことだからね。」
また、ホーナーは、レッドブルのファクトリーでは2024年に向けて圧倒的な強さを誇るRB19の後継マシンを作ることに関心が移っているが、2023年の残り4戦にも気を緩めることないと語った。
「トラックサイドでは、残り4戦に絶対に集中している。」
「僕らにとってはカップファイナルみたいなものだからね。しかし、ファクトリーに戻れば、多くのチームが既に24年に注目しているのは明らかだ。でも、残りのどのレースも僕らにとって大きな価値があるのは確かだ。」
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