ホーナー、セルジオ・ペレスを称賛
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、チームが来季のドライバーラインアップの発表を急ぐ必要はないと語った。
またホーナーは、セルジオ・ペレスが最有力候補であることを示唆した。
レッドブルは、マックス・フェルスタッペンと2028年までの長期契約を結んでいるが、チームメイトのセルジオ・ペレスの契約は2024年シーズン終了時に満了する。
セルジオ・ペレスのシートは、2024年末に契約が切れるグリッド上の他のドライバーにも注目されている。
クリスチャン・ホーナーはレッドブルが2025年シーズンのドライバーコンビをすぐに決定できる状況にあるかと尋ねられると、 次のように答えた。
「そうでもない」
「シーズンの5戦目にして、すでに来年のドライバーについてかなり話題になっているのは信じられない」
「2人のドライバーにはとても満足している。でも、最終的なラインアップを決めるのはもっと後になってからだ」
「マックス(フェルスタッペン)とは長期契約を結んでいるし、チェコ(ペレス)は今年が契約満了だが、彼は今季ここまで良い走りを見せている」
セルジオ・ペレスが今季これほどまでに前進した理由を尋ねられたホーナーは、笑顔で次のように答えた。
「おそらく、彼が契約最終年だからだろうね!いや、彼は冬の間にハードワークしたと思う」
「グランプリの週末へのアプローチを少し変えたのかもしれないね。特に鈴鹿のようなコースでは、昨年はかなり苦戦を強いられたが、今年は非常に競争力があった」
「2人が同じマシンを使っているという事実が、それをよく表していると思う」とクリスチャン・ホーナーは続けた。
「チェコは舞台裏で懸命に働いてきたと思う。彼はシミュレーションに多くの時間を費やしてきたし、グランプリウイークエンド前のアプローチやセットアップなどはチームメイトのそれと一致している。だから彼は自分自身をうまく活用できているし、今年はここまでいいレースができている」
木曜日、上海でセルジオ・ペレスはメディアに対し、来年もレッドブルにとどまる可能性について非常に楽観的だと語った。
だがホーナーは、ペレスはシーズン開幕以来のパフォーマンスを継続しなければならないということも強調した。
「もちろん、彼は明日にでも発表したいに違いない。しかし、チームとしては特に急いではいない」
「我々は、多くのドライバーがこのチームでドライブしたいと思うような幸運なポジションにいる。だが私たちは現在のコンビに満足しており、チェコがこのシーズン序盤に見せた一貫性のレベルが維持されることを確認したいだけなんだ」
「いずれ、そのような選択肢を評価することになるだろう。しかし、現時点では今の状況にとても満足している。だから、2025年のドライバーラインアップの発表を急ぐ必要はない」
マルコを否定するホーナー
今週初め、ヘルムート・マルコが『Kleine Zeitung』紙に語ったところによると、レッドブルは2025年に向けてカルロス・サインツと話し合いを始めたが、アウディからの “非常に魅力的な”オファーがあったため、レッドブルはその話し合いを続行しなかったという。
この点について、ホーナーはヘルムート・マルコと若干矛盾することを述べている。
「他のドライバーについては、単なる憶測に過ぎない。アウディがカルロスに何を提示したかは知らない。彼はドライバー市場でかなり重要なドライバーであることは確かだ」
「だから、大きな関心があるのは当然だ。そして、アウディが彼のような実力のあるドライバーの獲得を検討しないのは愚かだと思う。しかし、どのようなオファーがされているのかを明かすのは不適切だろう。他のチームからのオファーに関しては、私たちには開示されていないことだ」
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