ヨス・フェルスタッペン「マックスはバイザーを下ろした瞬間、ライオンになる」
2023年に3年連続のワールドタイトルを獲得した後、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは昨年と同じように2024年シーズンを力強くスタート。
シーズン初戦で優勝し、8戦を終えてドライバーズランキングでトップに立っている。
しかし今シーズンは、フェラーリが2勝(オーストラリアとモナコ)、マクラーレンが1勝(マイアミ)を挙げるなど、ライバルたちが大きく進歩しており、フェルスタッペンが昨年樹立した自身の記録を更新することはできないだろう。
2023年シーズンは22レース中21勝を挙げたのだ。
マックス・フェルスタッペンの父親であるヨス・フェルスタッペンは、「ああ、今年はライバルたちが近づいてきているので、差をつけるのが難しいことがわかる」と認めている。
「毎週末、100%のパフォーマンスを発揮しなければならない。体調から、エンジニアとの良好な協力関係まで、すべてが完璧である必要がある。すべては細部の問題なんだ」
「マックスがこのようなパフォーマンスを発揮するために何をしなければならないのか、みんなが理解しているとは思えない。それは自然に起こることではない。ライバルたちは、マックスがしたことを評価している。2023年に彼が見せたものはユニークであり、評価されるべきだと思う」
キャリアですでに頂点に達した後でも、フェルスタッペンがさらに向上できると思うかと尋ねられたヨス・フェルスタッペンは、次のように答えた。
「それは答えるのが難しい質問だ」
「経験を積むことで向上することはできるが、そこからはるかに優れたものになることができるのだろうか?わからない。だが、マックスは21歳でワールドチャンピオンになる準備ができていたと思う」
バイザーを下すとライオンになる
ほとんどの人は「ドライバー」としてのマックス・フェルスタッペンを知っているが、プライベートで彼と接する人は少ないだろう。
日常生活の中でのマックス・フェルスタッペンはどのような人物なのかを尋ねると、ヨス・フェルスタッペンは次のように答えた。
「マックスは本当に素敵な男だ」
「しかし、バイザーを下ろした瞬間、彼はライオンに変身する。彼は本当にやる気に満ちていて、唯一重要なのは勝つことだ。それは常に彼の中にある。今、マックスに見えるものは、カートをやっていた頃に夢見たものだ」
「しかし、サーキットの外では、ほとんど気にしていないように見える。とてもリラックスしている。マックスがまだカートをやっていたとき、私はこのことを心配していたが、それは彼の準備の仕方なんだ。彼は多くのことに関わりたくないんだと思う。『今回もやってみよう』というのがマックスのアプローチの方法だ」
6月初旬のモントリオールで開催されるカナダグランプリを前に、マックス・フェルスタッペンは、依然としてフェラーリのシャルル・ルクレールに31ポイント差をつけて、ドライバーズランキングのリーダーとなっている。
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