ノリス、マクラーレンが変わったことを認める

ドライバーズとコンストラクターズの両タイトルをめぐる戦いが最近のレースで激化する中、ランド・ノリスは、レースでできるだけ多くのポイントを獲得する必要性を認識した今、彼自身とマクラーレンのアプローチが変わったと述べた。

マクラーレンは今週末、シンガポールに今年初めて、コンストラクターズランキングのリーダーとして到着した。残り7グランプリと3スプリントレースを残して、レッドブルに20ポイントの差をつけている。

マクラーレンは過去10年間、このようなリーダーの立場に立ったことがなく、これはチーム全体がやり方を変えなければならなかったことを意味する。ノリス自身も、状況が重要であるため、もはや同じ方法で勝利を祝わなくなったことを認めた。

「最も簡単な比較は、マイアミでの勝利とザントフォールトでの勝利をどのように祝ったかだ」とノリスは木曜日にシンガポールで勝利の祝い方について説明した。

「ザントフォールトではあまり祝わなかった。ちょっとしたチェック、数回の笑顔だけだ。もし完全にチャンピオンシップ圏外だったら、おそらくもっと祝っていただろう。でも、それが何かを意味することを知っているから、その日はより小さなことのように感じた」

「勝利は誰かにとって常に大きな意味を持つが、それはただの1勝に過ぎない。なぜなら、僕の目標は1レースに勝つことよりも大きいからだ。僕はより大きなことに取り組んでいる」

「僕は変わった。チーム全体も、去年と比べてトップ5やただの表彰台の位置さえも祝う方法を変えたと思う。今年は4勝、ポールポジション、そういったものを祝った」

「少し慣れてきたよ。チームもより慣れてきているが、それでも大きな意味を持っている。僕たちが行っているすべての仕事に対する評価だが、今のところ、単に週末に1レース勝つことよりも大きな目標がある。満足できると思うが、幸せになるには、年末に目標を達成する必要がある」

それにもかかわらずノリスは、マックス・フェルスタッペンを打ち負かすために必要な正確なポイント数に集中していないことを強調した。「（フェルスタッペンに対する）59ポイント差は、僕の考えを何も変えない」とノリスは付け加えた。

「多くのレースで、各週末の前に気分が良い。特に先週末の後、フェラーリとレッドブルと競争できる強さがあると自信を持っているが、それでも難しい」

「フェラーリは非常に強力だ。シャルル（ルクレール）がレース全体を通してオスカー（ピアストリ）についていけたことを見れば（バクーで）、明らかに僕たちのクルマよりもずっと速いクルマだった。僕たちは速いクルマと競争していると思う。そして今週末も同じことになるだろう」

【関連記事】

【ラスベガスGP水曜日】リバティメディアがレース事業を強化