【ラスベガスGP】 サインツ、FP1でのインシデントを受け10グリッド降格

フェラーリのカルロス・サインツは、フリー走行1回目の後、フェラーリが複数のパワーユニットの部品交換を強いられた事により、10グリッド降格処分を言い渡された。

木曜日の夜、新しくなったラスベガス・ストリップ・サーキットで行われたセッションの序盤、サインツは排水溝の蓋に接触し、エンジン、ES(バッテリー)、CE(コントロールエレクトロニクス)、サバイバル・セルにダメージを負ったことで早々にマシンを停めた。

フェラーリはスチュワードに 「スポーツ規則の適用除外 」を要求し、ペナルティなしでプールの外からESを交換することを求めたが、これは認められなかった。

フェラーリ・チーム代表とFIAシングルシーター部門のディレクターから聞き、証拠映像を確認し、チームの申告書を調べた後、スチュワードパネルはその決定を説明した。

「スチュワードは、損害が極めて異常な外的状況によって引き起こされたという事実にか関わらず、F1 S競技規則(フォーミュラ1スポーツ規則)第2条1項は、スチュワードを含むすべてのオフィシャルに、レギュレーションをその通りに適用することを義務付けていると判断した」とした上で、

「したがって、競技規則第28条3項に規定された必須ペナルティーが適用される。」

「スチュワードは、今回のケースが軽減に値する極めて稀で不運な状況であると判断した場合、軽減を認める権限があればそのような処置をとっただろうが、レギュレーションはそのような措置を認めていない」とした。

2回目のプラクティスが始まったとき、FIAはサインツが今季3つ目のESを使用したことを正式に認め、規定数である2基を超えたため、ラスベガスGPでの10グリッド降格処分を受けたとした。

【関連記事】

Similar Posts