ハミルトン「予選になるたびにマシンは全く変わる」
メキシコGPでグリッド6番手につけたメルセデスのルイス・ハミルトンは、予選で再び「全く異なる」メルセデスに苦しめられた。
F1のポールポジション記録保持者(104回)であるルイス・ハミルトンにとって、予選セッションは相変わらずの展開となっている。フリープラクティス3回目(FP3)で快適さを感じていたハミルトンは、大きな変更を加えていないにもかかわらず、2時間半後にマシンが異なる状態になった理由が理解できないでいる。
最後のフリープラクティスセッションでは、ハミルトンはベストタイムを記録したオスカー・ピアストリに0.5秒差の5番手タイムを記録。特にジョージ・ラッセルに約0.3秒の差をつけていた。
しかし、予選の各セッションではラッセルがハミルトンを上回った。Q3では、その差は0.295秒にまで広がった。
「僕は(ラップ)タイム全体を失っている。それが今年の予選で僕がこんなに苦戦している理由だ」とハミルトンはSky Sports F1に説明した。「これは普通のことで、もう慣れている。僕たちは全力を尽くした。他のチームと同様に、マシンを良い状態に持っていくために裏で懸命に働いた」
「最後のプラクティスセッションでフィーリングは良かったから、『何も触らない、何もしない』と言い合った。リアウイングを変更しただけなのに、その違いは劇的だった」
ハミルトン「予選のたびにマシンは全く異なる」
メルセデスでの予選があと4回(スプリント予選は2回)となったハミルトンは、マシンで経験するこれらの予期せぬ変化に諦めの境地のようだ。
「予選になるたびに、マシンは全く異なる。なぜかは分からないが、そういうものなんだ」
最近のクラッシュにより最新のアップデートを搭載していないメルセデスのマシンでラッセルが予選に参加したことについて、ハミルトンは、2台のマシンの比較から利点が得られることを期待して、前向きに捉えようとしている。
「おそらくジョージ(ラッセル)は古いパッケージの方が快適なのかもしれない。分からないが、様子を見よう。何が最善かの良い判断材料になるだろう」とハミルトンは締めくくった。
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